春の犬の散歩と虫よけ対策

春になると、気温の上昇とともに ノミやマダニなどの寄生虫が活動を始めます。 これらの虫は、犬の皮膚に寄生し 痒みや皮膚炎、さらには重篤な感染症を 引き起こす可能性があります。 特にマダニは、人間にも感染するSFTS（ 重症熱性血小板減少症候群）などの病気を 媒介することがあるため、注意が必要です。

地域によっては、春からフィラリア予防を 始める必要があります。 フィラリアは、蚊が媒介する寄生虫で、 犬の心臓や肺に寄生し、 命に関わることもあります。 動物病院で検査を受け、 獣医師の指示に従って予防薬を投与しましょう。

春は、寒暖差が大きいため、 犬の体調管理に注意が必要です。 特に、子犬や老犬は体温調節が苦手なため、 暖かい時間帯に散歩に行く、 服を着せるなど、工夫が必要です。 また、春は草木が芽吹き始め、 花粉や植物アレルギーを持つ犬にとっては 辛い時期でもあります。 散歩後には、ブラッシングや体を拭くなど、 清潔に保つようにしましょう。

虫よけスプレー: 犬用の虫よけスプレーは、 散歩前に被毛に吹きかけることで、 ノミやマダニ、蚊などの寄生虫を寄せ付けにくくします。 天然成分を使用したものや、 低刺激性のものなど、さまざまな種類があるので、 愛犬の体質や好みに合わせて選びましょう。 虫よけ首輪: 虫よけ成分が練り込まれた首輪は、 装着することで持続的な虫よけ効果が期待できます。 効果持続期間や成分などを確認し、 安全性の高いものを選びましょう。 スポットオンタイプ: 首筋などに滴下するタイプの予防薬は、 ノミやマダニの駆除・予防に効果があります。 獣医師の指示に従い、 適切な用量を投与しましょう。 経口薬: 錠剤やチュアブルタイプの経口薬は、 ノミやマダニ、フィラリアなどの予防に効果があります。 定期的な投与が必要となるため、獣医師と相談し、 計画的に使用しましょう。

草むらや藪を避ける: ノミやマダニは、草むらや藪に多く生息しています。 散歩コースを選ぶ際は、 これらの場所をできるだけ避けましょう。 庭の手入れ: 庭がある場合は、定期的に草刈りや清掃を行い、 寄生虫の発生を抑制しましょう。

ブラッシング: 散歩後には、ブラッシングで被毛に付着した 虫やゴミを取り除きましょう。 定期的なシャンプー: 定期的なシャンプーは、 ノミやマダニの駆除に効果があります。 犬用シャンプーを使用し、 皮膚への刺激を抑えましょう。

これらの対策を組み合わせることで、 愛犬を様々な寄生虫から守ってあげましょう。