愛犬ポテチとの健康ライフ？笑いと涙のダイエット珍道中！　読み物

「ポテチ！おやつは今日まで！明日からダイエットよ！」 そう宣言したのは、飼い主である私、ミドリ。 愛犬ポテチは、その名の通り、 ポテトチップスが大好きなフレンチブルドッグ。 最近、その愛らしい体に、 少々お肉が付きすぎているのが悩みだった。 「ブヒ…」 ポテチは、まるで悟りを開いたかのような表情で、 私を見つめ返す。その顔には、「どうせ無理でしょ？」 という文字が浮かんでいる気がした。 こうして、私たち親子のダイエット生活が幕を開けた。

「さあ、ポテチ！まずはウォーキングからよ！」 意気揚々と公園に繰り出した私たち。 しかし、ポテチは全く歩こうとしない。 それどころか、公園のベンチに座り込み、 美味しそうな匂いを漂わせる屋台をじっと見つめている。 「ポテチ！ダメだって！あんなの食べたら、また太っちゃうよ！」 私がそう注意すると、ポテチはまるで聞こえないふり。 ついに我慢できなくなったのか、屋台に突進！ 美味しそうな焼き鳥をゲットして、 満足そうに食べている。 「ポテチ！ダイエットはどうしたの！」 私の叫びも虚しく、ポテチは焼き鳥を完食。 こうして、私たちのダイエット1日目は、 まさかの大失敗に終わった。

「ヘルシーな手作りご飯を作ったわよ！」 私は、鶏のささみと野菜をたっぷり使ったご飯を、 ポテチの前に差し出した。 しかし、ポテチは全く興味を示さない。 それどころか、私に背を向け、 ソファーでゴロゴロし始めた。 「ポテチ！せっかく作ったのに！ 食べてくれないの？」 私がそう言うと、ポテチはまるで聞こえないふり。 ついに我慢できなくなったのか、 キッチンのゴミ箱に突進！ 昨日の夕食の残りのハンバーグをゲットして、 美味しそうに食べている。 「ポテチ！ダイエットはどうしたの！」 私の叫びも虚しく、ポテチはハンバーグを完食。 こうして、私たちのダイエット3日目も、 まさかの大失敗に終わった。

あれから1週間、 私たちのダイエット生活は、 全くと言っていいほど進展していない。 それどころか、 ポテチはさらにたくましくなった気がする。 「ポテチ…もうダメだ…ダイエットは諦めよう…」 私がそう呟くと、 ポテチはまるで聞こえていたかのように、 私の膝の上に飛び乗ってきた。 そして、私の顔をペロペロと舐め始めた。 「ミドリ、無理しすぎだよ。 今のポテチも、十分可愛いよ」 そう言われている気がした。 こうして、私たちのダイエット生活は、 まさかの幕切れを迎えた。 でも、ポテチとの生活は、 笑いと癒しを与えてくれる。 これからも、ポテチと一緒に、 健康で楽しい毎日を送りたい。