お知らせを表示するにはログインが必要です。このエリアでは、楽天市場でのお買い物をもっと楽しんで頂くために、あなたの利用状況に合わせて便利でお得な情報をタイムリーにお知らせします!
ようこそ 楽天市場へ

割箸の深い話 割箸

公開日:2025/03/06 更新日:2025/03/12
何気に使っていない?割りばしの深い話
身近な存在の「割りばし」が生まれたのは江戸時代。当時は竹で作られていました。明治頃になると杉の木の産地である奈良県にて余った杉の木の廃材で現在のような割りばしが作られるようになりました。日常でも使う機会が多い割りばしですが実はいろいろな形があり、形によって込められた意味も違い、用途も違います!今回はそんな実は奥の深い割りばしの話
名前の通り、お正月やお祝いの席で使われる箸です。お祝いの場では、割り箸を割る行為は「仲を割る」とされ、敬遠されています。その為、すでに1本ずつになっています。祝箸は真ん中が太く、両端が細い丸箸で「両口箸」とも言われております。これは、一方の端を神様が使い、もう一方の端を人間が使う「神人共食」を意味が込められています。寿や祝などの文字が箸袋に入った状態で販売されていることが多いです。
日本において現在最も多く流通しているのが元禄箸。元禄箸は四方の角(面)を削っている小判箸の表と裏の中央に溝を入れて、割りやすく進化したお箸です。元禄箸の名前の由来は江戸中期に生まれた「元禄小判」がもととされています。元禄時代幕府が財政難になり、小判に使用する金の含有量を減らした元禄小判が割れ目に溝をつけて木の分量を減らした箸と似ていることから元禄箸と呼ばれるようになったと言われています。
箸の持ち手の部分を斜めに削ぎ落した箸を天削箸と言います。持ち手側の角を斜めに削り落とすことで木目を強調するとともに箸として上下を逆さまに使わなくてもいいというもてなしの心が入っています。箸の先端部分は丸く加工されることが多く、ホテルや高級料亭などで、家庭では特別な日に多く使われている箸です。また、通常天削箸は割れ目の溝がありませんが元禄箸のように割れ目の溝がある加工をした「元禄天削(げんろくてんそげ)」というお箸もあります。
明治時代20年頃生まれたといわれる小判箸。小判箸は最初に木でつくられた丁六箸の四隅の角を丸く削り滑らかにしたもので、より手にフィットし、持ちやすくなりました。角が丸くなったその形が小判のように見えることから小判箸と言われるようになりました。小判箸は割れ目に溝がないことも特徴です。
竹箸は原材料が竹のお箸です。竹は約4年間成長した後、成竹となります。主にその竹を計画を的に伐採し、加工されています。竹箸は油をよくはじくため、天ぷら屋やうなぎ屋など油分が多い料理の飲食店で使用されています。菜箸も竹製のものが多いのはそのためです。
千利休により考案された「卵中箸」の新型として後に考案された箸です。両端を細く削ることで中央が太い形状をしており、1本ずつ分かれていた箸をくっ付けて割れるようになっています。千利休は客人をもてなす際に箸の端を削っていたと言われていたことからおもてなしの箸として主にホテルや料亭で使われています。千利休が由来の利久箸ですがその感じが「利休」ではなく「利久」なのは、商人が「利を休む」という言葉を嫌ったことから、またはいつまでもお店が続くように「永久」の「久」の字が使われたと言われています。
更新日04/1704/1004/16集計