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AERO TOOLS MK-1のESC回路、ファンガードが変わりました。
AERO TOOLS MK-1のESC回路、ファンガードが変わりました。
公開日:2025/01/28 更新日:2025/01/31
※本記事は、AERO TOOLSオフィシャルサイトの新着情報の記事を転載しています。
いつもAERO TOOLS製品をお使いいただきありがとうございます。 AERO TOOLS製品担当です。 本日はマキタバッテリー対応ジェットブロワー「MK-1」に内蔵されているESC回路とファンガードの形状を変更したことをお知らせいたします。 目次 1 これまでの「MK-1」の改善履歴 1.1 2024年4月〜6月 製造工場の変更・収納ポーチの仕様変更 1.1.1 「AERO TOOLS」ロゴの刻印 1.1.2 ダクテッドファンのサプライヤー変更、改善 1.1.3 本体の排熱孔の位置変更 1.1.4 収納ケース(ポーチの変更) 1.2 2024年8月 ブラシレスモーターのさらなる改善、収納ケースのハードケースへの変更 1.2.1 ダクテッドファンの改善 1.2.2 ハードケースに収納しての出荷 1.2.3 本体素材の変更 2 今回の「MK-1」改善点 2.1 ESC回路の改善 2.1.1 ヒートシンク構造の排熱板 2.1.2 負荷電流(ピーク電流)の改善 2.1.3 PWM(パルス幅変調)制御機能の改善 2.2 ファンガード(背面防護カバー)の変更
これまでの「MK-1」の改善履歴
AERO TOOLS マキタバッテリー対応ジェットブロワー「MK-1」は、2024年4月の販売開始以来、多くの改善の仕様変更を行ってきました。 ■2024年4月〜6月 製造工場の変更・収納ポーチの仕様変更 MK-1は販売開始時のロットで初期不良が相次ぎ、2回目の発注以降は製造工場を変更いたしました。 初回の販売ロットは工場側の既製品を仕入れて販売していたもので、本体のロゴも現在の「AERO TOOLS」ではなく、「db」「TURBO」でした。 同様の仕様のブロワーはSNSなどでも多く見かけますが、これは3Dプリンタ用のデータが中国の市場に「出回っている」もので、私たちも3Dデータを入手した工場から仕入れを行っていました。 しかし、すぐに品質が良くないことに気がつき、上記のような経緯をふまえて最初の3Dプリンタデータを作成した企業を探し、業務提携を結ぶことで、製品の改善や初期不良品への対策にともに取り組んでいく体制がスタートしました。 【「AERO TOOLS」ロゴの刻印】 「3Dデータさえあれば誰でも作れるジェットブロワー」ではなく、お客様に対して自分たちのブランド名を堂々と名乗り、責任感を持って製品の改善と販売に取り組んでいきたいと考え、オリジナルブランドである「AERO TOOLS」ロゴを本体に刻印しました。
【ダクテッドファンのサプライヤー変更、改善】 「MK-1」はバッテリーを内蔵しないため、内部構造は主にESC(エレクトリック・スピード・コントローラー)回路と、ブラシレスモーターとダクトファンが一体になったダクテッドファンで構成されています。 このダクテッドファンはドローンやラジコンに使われるものと同様ですが、品質についてはピンからキリまで幅広く存在しています。 安価なブロワーは粗悪なダクテッドファンを使用したり、ブラシレスではないブラシモーターを使用しています。 私たちはこのダクテッドファン部分を、ブロワーの最大の特徴である「圧倒的な風力」を担保するためにとても重要なパーツであると位置づけ、単価が上がってしまったとしても強力かつ安全なものを仕入れるように手配をしました。 【本体の排熱孔の位置変更】 「MK-1」をバッテリーに接続し、使用する際にはモーターが回転して本体内部が発熱します。 この発熱対策として本体後部に排熱孔を設けていましたが(第二ロットまで)、より効率的に本体の強度も担保したままより排熱効率を上げるために本体下部に位置を変更しました。 排熱孔の位置については常に改善の可能性を考えており、今後更に変更される可能性があります。
【収納ケース(ポーチの変更)】 最初期のロットの「MK-1」は収納ポーチに収納して出荷していましたが、ポーチ内部でブロワーが完全には固定されていませんでした。 そのため、航空輸送中に衝撃でESC回路の配線が外れてしまうという初期不良が多く発生しました。 より安定して本体を固定できるようポーチを変更し、中にスポンジを敷き詰めました。 ■2024年8月 ブラシレスモーターのさらなる改善、収納ケースのハードケースへの変更 最初期の製品から、「AERO TOOLS」ブランドの製品として再スタートした「MK-1」ですが、初期不良を完全になくすことはできず、製品担当者と製造工場ではさらに改善を進めました。 【ダクテッドファンの改善】 ダクテッドファンのサプライヤーについては常により良い製品を目指し、改善を繰り返しております。 ダクテッドファンの不具合は航空輸送の衝撃等によりブラシレスモーターの軸とファン部分がずれてしまうことに起因することが多く、これを改善するためにダクテッドファンの素材をガラス繊維強化ナイロンに変更し、より故障しにくくなりました。
【ハードケースに収納しての出荷】 航空輸送中の衝撃によってお客様の手元に届くまでの間に回路の配線が損傷してしまう問題について、より衝撃を吸収できるプラスチック製のハードケースを採用しました。 また、内部のスポンジに切り込みを入れることによって、マキタバッテリーと一緒に収納して普段の運搬にお使いいただけるように工夫いたしました。
【本体素材の変更】 ボディの素材をPETGからより強度のあるカーボンファイバーPETGに変更しました。 カーボンファイバーPETGはPETGに炭素繊維を加えた素材です。PETGよりも強度と剛性、耐熱性が向上しました。カーボンファイバーPETGの製品は光沢のある外観が特徴的で、これはドローンパーツなど、高い性能、特に衝撃強度を必要とする部品に理想的な素材とされています。
今回の「MK-1」改善点
上記に挙げた以外にも小さなマイナーチェンジを繰り返している「MK-1」ですが、現在入荷中のロットから大きな仕様変更がありました。 それが、今回お知らせする「ESC回路の改善」と「背面防護カバーの変更」です。 ■ESC回路の改善 「MK-1」に使用しているESC回路は既製品ではなく、AERO TOOLS提携工場が自社開発している部品です。そのため、内部のプログラムの変更等は今までも行ってきました。 今回大きく変更を加えた点は以下の2点になります。
【ヒートシンク構造の排熱板】 回路にヒートシンク構造の排熱板を設置し、動作時の排熱を効率的に行えるようにしました。
【負荷電流(ピーク電流)の改善】 新ESCは120Aのピーク電流を持ち、旧ESCの90Aよりも高いため、より強力なモーターを駆動する能力があります。これにより、ダクテッドファンが要求する瞬間的なパワーに対応しやすくなります。 1.持続電流: 新ESCの持続電流は80Aであり、旧ESCの60Aよりも高いです。ダクテッドファンは一定の負荷をかけるため、持続的な電流供給が重要です。新ESCはこれに適しています。 2.温度保護: 新ESCは120°Cでの温度保護を持っており、旧ESCよりも高いため、高負荷時の発熱に対してより安心して運用できます。 3.起動速度: 新ESCは瞬間起動機能があり、ファンの起動時にスムーズにパワーを供給できます。これは、急速なレスポンスが求められるダクテッドファンにとって重要です。 4.PWM機能: 新ESCはPWM制御機能を持ち、ファンの回転速度を細かく調整することができます。これにより、効率的な運転が可能になり、電力消費を抑えることもできます。 これらの理由から、ダクテッドファンを制御するには新ESCの方が適していると考えられます。 【PWM(パルス幅変調)制御機能の改善】 PWM制御機能とは、電圧をオンとオフのパルスとして変調することで、平均的な電圧を調整する技術です。これにより、モーターやファンの回転速度を細かく制御できるようになります。 1.効率的なエネルギー管理: PWMは、電力を無駄にせずにモーターの速度を調整できるため、エネルギー効率が高いです。オフの状態では消費電力がゼロになります。 2.速度調整: PWM信号のパルスの幅(オンとオフの比率)を変更することで、モーターの回転速度を調整できます。幅を広げると速度が上がり、狭めると速度が下がります。 3.熱管理: PWM制御により、モーターの動作中の発熱を抑えられるため、冷却が容易になります。 4.静音動作: PWM制御は、ファンやモーターの動作音を低減することができ、静音性が求められる用途に適しています。
■ファンガード(背面防護カバー)の変更 「MK-1」では、ブロワー背面の赤いファンガードの隙間が大きく、粉塵や物を巻き込みやすいというご指摘は以前からいただいておりました。 カバーの網目を狭くする、素材を金属などに変更するということはもちろん可能で、実際に金属製のパーツもテストで作成しましたが、いずれも風力が大きく下がるという欠点があり、採用には至っていませんでした。 今回、製造工場のエンジニアがテストを繰り返し、より耐久性を向上させながら巻き込みを軽減できる形としてハニカムメッシュ構造のファンガードを開発いたしました。 同型の「db」「TURBO」等のブロワーとは違い、提携工場にて風力が弱まらないように計算をしながら制作したパーツになります。 新ファンガード