sazare ［サザレ］

sazareは、日本の伝統美と現代デザインを融合した国産腕時計ブランド。 　かのデザイナー深澤直人氏のデザインを継ぐ黒野真吾氏が手掛けた、シンプルで洗練されたデザインが特徴。 　日常使いからフォーマルなシーンまで幅広く活躍するデザインから、ミニマリストやデザインを重視する方に選ばれています。

「日本の実直なものづくり」を原点として日本人デザイナーと日本人腕時計職人によって手掛けられた「日本製」に拘り抜いた逸品。 　 　職人たちが使う道具のように、時を計る道具としての時計。単純に装飾を排除しただけのミニマルではない、時を計るための道具としてのシンプルを目指しました。　 　 　日本の国歌にもある、“さざれ石（こまやかな石）”をブランド名に冠し、職人一人ひとりの手によって作られた時計は、繊細で少し切なくなるような美しさが特徴です。

ぷっくりと膨らんだガラスと、ケースがシームレスに繋がることで生まれる光の模様が「ただの時計」以上の価値を引き出し、シンプルなコーデのアイテムの一つとしてこだわりを表現します。

時代を超えて残ってきたビンテージウォッチを思わせるやや小ぶりな34mm。それ以上でもそれ以下でもない「ちょうどいい」サイズ感は日本人の腕にフィットし、手にしたときの満足感は他には得難いものがあります。

ベルトにもこだわりを。 　質のいい希少なイタリアンコードバンレザー（馬革）を使用したベルトは、キメの細かいテクスチャが作り出す品のいい艶感がとても美しく、ケース側に向かってわずかな膨らみを持たせ、最小単位のステッチで仕上げています。 　使い始めは固く、少し窮屈に感じる方が多い素材。ですが使っているうちに柔らかく、自分の腕にフィットします。使い込むほどに唯一無二の「自分だけの」カタチに生まれ変わります。質の良い革靴のように、時間と共に身体に馴染んでいくのを楽しめる素材です。

Appleの創業者であるスティーブジョブズ氏の「擦り傷のついたステンレスは美しい」という言葉にインスピレーションを受け、ベルトと同じく経年変化を楽しむため、仕上げには3人の高齢の熟練職人にしか磨くことのできない複数の工程により、「あえてキズの付きやすい」鏡面磨きを施しています。 　ともに時を刻んでいくうちに出来るウラ蓋の傷を個性と捉えるからこそ愛着が湧いてくるという、コンセプチュアルなデザインが反映されています。 　また、時計のケース部分は長野県安曇野市で 「冷間鍛造」と言われる成型方法により製造されています。金型でプレス、焼きなまし、プレス、再度焼きなまし……、という工程を何度も繰り返して形成し、完成に至るまでに、30以上の工程を複数の工場で行なっており、壮大なプロセスを踏んで1本の時計が完成しています。

より「あなただけの」腕時計に。 　ケースの裏蓋には、あなただけのシリアルナンバーが刻まれています。 　通常、腕時計には表のフェイスにブランド名が刻印されていますが、［さざれ］では“時計＝道具”というコンセプトを再現するため、あえて入れていません。 　ただ無機質な道具としてでは愛着が湧きにくいため、 「シリアルナンバー」 「鏡面仕上げによる傷」 「肌に馴染むベルト」 によって自分だけの時計が育ちます。

“ミニマル”と いうとツンとして無機質な印象ですが、10分の1mm単位でディテールに微細な変化をつけることで、シンプルながら愛嬌のある表情をを表現しています。

ミニマルな外観でありながら、人の手によって実現された微細なふくらみや曲線が、プロダクトに温かみをもたらし親しみを感じる［sazaré（さざれ）］の時計。 　手作業であるがゆえに大量生産が困難になります。プロダクトの生産背景にも惹かれた人はぜひ手に取って頂きた1本です。

▲針の動きは自動巻き特有のスムーズな運針です。▲