ルアーメーカーのひとりごと《ROBルアー》

金型業者に勤めていながら、休日は渓流ルアートラウトフィッシングを楽しんでおりました。 お盆休みのある日、渡良瀬川水系の小渓流で高巻き時に滑落し病院搬送、上裸で頭部流血状態、頭にタオルを巻きありし日の橋本真也の姿のような姿で病院に入場！? したことを覚えております。 その事故から、家族の反対もあり渓流釣りは遠のいてしまい、代わりにエリアフィッシングを楽しむようになりました。 そんな事故から数年後、製造業も海外生産の移行の波が強くなり、勤務先でも他にもれず仕事量の激減となりました。 地方の町工場の労働環境でしたので、不景気となれば昇給も賞与もなく、こんな状況では子供も育てられないんじゃないか… これでは一生夢も希望もない…と思い一念発起し、何もわからない釣具業界に身を投じた次第であります。 右も左もわからず、ただ前職の経験があり、モノ造りにはノウハウがありました。 しかしなかなか売れず、バイトで生計を立てながら、釣具で給料が取れるようになったのは2年後のことでした。 かれこれ、気がつけば20年以上 やっとこさっとこ、なんとか続けられました… まぁ、継続は力なり。 おかげさまで、アイテム数も増えて一つのブランドとして、少しは認められているのかなと実感しております。

「ロブルアー」　代表　鶴貝伸祐 設立　2004年9月1日 所在地　栃木県佐野市

ーーー ということで、今回はルアーの使い分け。 ロブルアーの代表的なプラグ。 バービーとチェルシーを解説いたします。 バービーとチェルシーですが「バービー」がちっちゃくなったのが「チェルシー」だと思われがちなんですが、ちょっと違います。

14年前に発売して今だに多くのユーザーに使っていただいております。 当初は30ｍｍのボディで２フックが売りでした。（今では他社製品も多くなりましたが・） シャローリップ形状のクランクで、リップによる潜る力はありません。 暴れさせる為のリップ形状です。 故にFでは表層付近をしっかりと泳ぎます。 水面直下を泳ぐので、トップではバイトしないような状況で有効的です。 またSSはスプーンのようにカウントダウンして一定の層を巻くイメージで使います。 スプーンよりはゆっくりリトリーブできるので、スプーンでは誘いきれない状況で見せて誘ってバイトさせます。

🙋‍♂️店長コメント： 「リカちゃん」の方が好み。 ネーミングの由来までは聞いてませんが、誕生してハタチになる頃です。

チェルシーは25ｍｍのボディに２フックというのが一番の売りでバグ系のクランクになります。 Fは超表層クランクで、トップウォーター系、ペレットや虫が浮いているようなアクションをします。 トップウォーターの釣りはミスバイトでフッキングしづらいことがありますが小さいボディで２フック仕様なのでミスバイトもかなり軽減します。 SSは重量があり一度ボトムまで沈めてゆっくりと巻いてくる。 リップ形状で浮き上がりやすいので、途中でまた沈めて巻き始めるような メソッドも有効的です。

🙋‍♂️店長コメント： 状況を見極め、使い分けができるようになると釣果も伸び、更に楽しめると思います。

🙋‍♂️店長コメント： 氏はボトムバンプを世に広めた立役者でもあります。 多くのルアーをロストさせた事でしょう・・そして 多くの方に、掛ける楽しさ、を提供したお方でもあります。 次回は「ボトムの有効性とルアーの選定」などをリクエストしてます。