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和人でお取り扱いの古材・古民具について

公開日:2025/02/18 更新日:2025/02/18
古材の魅力・長所について
その1「強度に優れている」 古材魅力の一つとして「強度がすごく増している」ということが言えると思います。古民家などで使われる梁や柱は数百年経っても、なお高い強度を保っています。理由として長い時間をかけて自然乾燥された木材は、木にとっては一番良い状態です。1300年たった法隆寺がなぜ崩れないのかはそういった理由があるからです。 現在主流の木材は、伐採後かなりの水分を含んだ状態で、それを人工乾燥機で強制的に含水率を20%台まで落とします。現代の大量生産・大量消費の時代ではいたしかない点かもしれませんが、強制乾燥は、木が呼吸しなくなる(木の繊維を殺してしまう)、木の匂いも抜けてしまうというデメリットもあります。 また含水率の多さは、木を使用した時の伸び縮み、ひねりなどに直接かかわってきます。古材の場合は絶対にないとは言えませんが、かなり軽減されるといってもいいと思います。 新しい木は、綺麗に製材し、ツルツルになった状態で販売されていますが、機械がなかった昔は全て手作業で行っていたため、ノコギリの跡や釘を打ち込んだ跡、虫食いの跡などのキャラクターと言われるものが古材にはたくさんあります。そういった「唯一無二」「味わい深い」ものを求める方が最近は多くなってきました。
その2「古材の歴史」 元々アメリカで古材が流行りだしたのは、1960年代の某デザイナーが建物などに使用したのが始まりで、そこからアメリカでブレイクし、1990年代に日本で流行りだしました。そういう形で始まったのが古材がインテリアに取り入れられたのが発端と聞いています。
その3「塗装について」 私も他の家具屋さんを見て回ることがありますが、最近流行りの古材っぽい、ナチュラルっぽいものが「こんな安い値段?」と思い見てみると天板はだいたいシールが貼ってあり、驚かされます。そのような家具は数年しか持たないと思います。シールはエッジが削られると剥がれてくるだけです。 それ以外にも無垢材でピカピカに仕上がっているテーブルもありますが、ウレタン塗装の特殊コーティングで木を覆ってしまいます。それも数年は綺麗に使えますが、傷が付いてくることで光沢が徐々になくなりウレタン膜が日焼け跡のように剥がれてきます。修復のしようがありませんので、買い替えになってしまいます。 古材で作ったテーブルは元々からノコ跡、釘跡、ヒビ等のキャラクターがあるため、そこからの変化はまずありません。仕上げも丁寧に研磨し、浸透性のあるオイル塗装を施します。 乾燥された古材は、油分が吸着しやすいため、樹種や経年の具合により様々な色目が出るのが古材の味です。 古材の場合、そういう仕上をするため例え傷が付いたり、エッジが削れたとしてもそこにオイルを塗ると気にならなくなるのが特徴です。 10年20年と言わず本当に何十年使っても味が出てくる家具になります。使い込むことによって味わいが出てきます。お酒に例えるとまるでビンテージワインのよう。長く使いたいのであれば「孫の代」まで引き継げるような良いものができると思います。