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妊娠の成り立ち【子宮について】

公開日:2024/11/28 更新日:2024/12/12
子宮は、卵子と精子が受精してできた受精卵(胚)が根付く場所。 受精卵が子宮に潜り込んで根を張り始めることを「着床」と言います。 また着床がうまくいくと妊娠が維持され、後の心拍・胎嚢確認につながっていきます。 そういう意味では「妊娠の最後の関門」と言えるでしょう。 子宮は、受精卵を迎えるにあたり、たまごが安心してい続けることができる「ふかふかベッド」を作るべく、厚みを増し、中身を潤沢にさせていきます。 第一段階は、卵巣から分泌されるエストロゲンによって子宮が厚くなります。 第二段階は、排卵後抜け殻となった卵胞から分泌されるプロゲステロンによって、子宮内膜が潤沢になります。 その過程において、着床に必要な成分がいろいろと子宮内膜から分泌され、着床をアシストします。 例えば「LIF」があります。 これは、子宮内膜の上皮と間質から分泌されるサイトカインで、受精卵の接着と受精卵の生育を調節して着床を成立させる役割を担っています。 妊娠しない原因がわからない、という方の場合、このLIFの濃度が低い、という報告があります。 また、このLIFの分泌が妊娠の第一歩、と言われるドクターもいらっしゃいます。 ※2024年11月25日 東京大学/科学技術振興機構(JST)プレスリリース 「着床不全が起こる仕組みの1つを、マウスの着床モデルを用いて明らかにしました。 サイトカインLeukemia inhibitory factor(LIF)は子宮内膜の上皮と間質から分泌され、上皮と間質のLIFが協働して胚接着と胚生育を調節し、着床が成立することを示しました。 今後、不妊症の新しい診断法や治療法の開発につながることが期待されます。」 ▼詳しくはこちら
着床に理想的な子宮内膜の厚みは、7.0mm以上あれば十分と考えられていますが、内膜の厚さが何ミリなら大丈夫、あるいは何ミリならダメという明確な線引きは、今のところ証明されていません。 受精卵が子宮にしっかり根付く(着床)、そして妊娠維持されるためには、子宮内膜の厚みだけが問題になるわけではなく、中身の潤沢さもとても大切なのですね。