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妊娠の成り立ち【卵子について vol.2】

公開日:2024/11/14 更新日:2024/11/15
前回説明した通り、卵胞は、思春期を迎える前までは一旦眠った状態で在庫されていますが、思春期を迎えると、毎日数個の卵胞が眠りから覚め、成長を再開します。 この卵胞の成長に欠かせないのが、脳の下垂体から分泌される「卵胞刺激ホルモン(FSH)」です。 まず脳の視床下部から「性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)」が分泌されます。 その刺激で脳下垂体からFSHが分泌されます。 このFSHによって、卵巣の中の卵胞は目を覚まして成長を再開させ、大きくなるにつれて今度は、卵胞自体が卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌します。 それに刺激されて、FSHの分泌量が増え、またそれに刺激されてエストロゲンが分泌され・・・と、繰り返されます。 そして、ある一つの卵胞が充分な大きさになると、脳の下垂体から「黄体化ホルモン(LH)」が分泌され、それを合図に、一番大きくなった主席卵胞と呼ばれる卵胞から卵子が、卵管めがけて卵巣から飛び出します。これが排卵です。 どの卵胞が主席卵胞になって排卵するかは、偶然です。 質が良いものが主席卵胞になる、というわけではありません。 また、主席卵胞・飛び出す卵子は原則一つだけです。 卵子が飛び出した後の残った卵胞からは、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が分泌されます。 主席卵胞にならなかった他の卵胞は、退化して溶けて消滅します。それを閉鎖卵胞と言います。 なお、卵胞は約85日かけて排卵に至ります。