基礎体温で自分のからだを知ろう

妊活といえば、基礎体温を思い浮かべる人も多いかと思います。 不妊治療専門クリニックの中には、今は卵子の整腸も子宮内膜の様子も超音波検査で観察できるので基礎体温は不要、とする施設もあります。 ただ、基礎体温は排卵や妊娠を予測するだけでなく、妊娠に必要なホルモンのバランスを表しています。 なので基礎体温は、自分で妊活をする場合やクリニックに行く前に、自分で自分のからだの状態を知るための一つのツールとなります。 【基礎体温の測り方】 基礎体温は婦人用体温計を使って、口の中で測ります。 1.朝目が覚めたら、からだを動かさず床の中で寝たままの状態で、婦人用体温計をてにします。 2.そのまま、婦人体温計の感温部を舌の裏側の付け根に当てます。 3.婦人体温計を舌で押さえ、口を閉じたままで測ります。検温中は口で息をしないようにします。 4.検温後は基礎体温表などに記録しておきます。

【測る時の注意点】 ●基礎体温は、毎朝できるだけ同じ時間に測るのが理想ですが、もし1～2日測り忘れても気にしないでください。それよりも続けることが大切です。 ●起床時間がまちまちの場合も、起床後すぐに測ってください。 ●気づいたことはメモしておきましょう。体調が悪かった、夜更かしをした、”なかよし”をした、などいつものとは違うことは、その内容を基礎体温表に記載しておくのがおすすめです。 ●一日一日の体温の上がり下がりに一喜一憂するのではなく、一ヶ月間体温がどのように推移したか、など全体を俯瞰して観察するようにしましょう。それで自分のからだの傾向や毎日の過ごし方が把握でき、どうしたらいいのかのヒントになります。