基礎体温を測る意味

基礎体温は 月経が終わった後低温期 ↓ その終わりごろ、基礎体温はガクッと下がる。 ↓ その翌日急に高くなり、高温期に入る。 が理想的な動き。 その中の、基礎体温がガクッと下がった日が「排卵日」とされます。 このように、基礎体温で排卵日を知ることができるのが、基礎体温を測る一つのメリットです。 また、月経が始まる頃にも高温期から急激に体温が下がるため、事前に月経の始まりを予測することができます。 基礎体温は女性のからだの変化を表している、と言えますね。 そもそも基礎体温は、ホルモンバランスの現れ。 そのホルモンバランスは、妊娠において非常に大切なファクターです。なので、もしなかなか妊娠できない、という時には、基礎体温の動きを見ることで、その理由を推測することもできます。 例えば、グラフが低温期と高温期の二層にならない場合は、無排卵やホルモンバランスの乱れを疑うことができますし、低温期から高温期への移行がだらだらと何日もかかるようなら、黄体機能不全で受精卵が子宮内膜に着床しづらい状態なのかもしれません。 他にも、ストレスやからだの冷えが原因で自律神経の乱れ、ホルモンバランスが崩れ、それが基礎体温に表れていることもあります。 ストレス⇒自律神経が乱れる⇒ホルモンバランスが乱れる⇒基礎体温がガタガタ からだが冷える⇒自律神経が乱れる⇒ホルモンバランスが乱れる⇒基礎体温がガタガタ こういうことです。 このように、普段の生活の中ではなんてことのないちょっとした不調やストレスが、ひそかにホルモンバランスにすごく影響していているのですが、基礎体温を付けることでそれに気づくことができます。 気づけば、これからどうしたらいいか解決法を見つけることができ、妊娠しやすい状態に向かうことができます。 仕事や人間関係のストレスを抱えていたり、風邪などで体調を崩した月には、排卵がなかったり遅れたりすることは、実は女性のからだの仕組みを考えると自然なことと言えます。 基礎体温は、自分のからだを知り、対処法を見つけるツールなのですね。