お酢をもっと身近に！種類別の特徴と人気のおすすめ商品

お酢と言えば、お寿司や酢の物を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、近年では飲む酢（ドリンクビネガー）や美容・健康ドリンクとしても注目を集めています。 この記事では、当店で人気の商品とともに、お酢の基本的な種類や特徴をご紹介します！

まずは、酢の基本を見てみましょう。酢とは、糖分を含む原料をアルコール発酵させた後、「酢酸菌」で発酵させたものです。食品表示基準によると、食酢は大きく「醸造酢」と「合成酢」の2つに分類されます。 ・醸造酢：米や麦などの穀類、果実、野菜などを原料に酢酸発酵させたもの ・合成酢：酢酸や酢酸を水で薄めて砂糖類や調味料を加えて製造したもの ご家庭でお使いになる食酢のほとんどは醸造酢です。 醸造酢は、さらに「穀物酢」「果実酢」などに分類されます。 それぞれの代表的な酢を見ていきましょう。

日本の代表的な酢といえば、この米酢です。お米由来の甘みと旨みが調和した、まろやかで奥深い酸味が特徴です。 米酢の中でも、「純米酢」は原材料がお米のみである場合に限り表示することができます。お米だけを使用して作られるため、原料由来の自然な甘みや旨味が酢の中にしっかりと残ります。

黒酢は玄米を原料に長期間発酵・熟成させた発酵調味料で、深い琥珀色や黒褐色が特徴です。 メイラード反応による独特の色と香り、酸味が穏やかでまろやかかつコクのある風味が魅力で、料理に奥行きを与えます。米酢よりも一般的にアミノ酸やミネラル、ビタミンが豊富で、栄養面でも注目されています。

りんごの果汁をアルコール発酵させ、さらに酢酸発酵させた果実酢の一種です。 リンゴ果汁のみを原料とした「純りんご酢」のほかに、アルコールや糖、甘味料などが添加された「りんご酢」があります。 味わいは甘酸っぱくフルーティーで、料理の調味料としてはもちろん、りんご酢ドリンクを作って楽しむこともできます。

ぶどうの果汁を発酵させたワインをさらに酢酸発酵させた果実酢の一種です。赤ワインビネガーと白ワインビネガーの2種類が存在し、それぞれ異なる風味を持っています。 赤ワインビネガーは、赤ワイン用のぶどうから作られ、深いコクと渋みが特徴です。 一方、白ワインビネガーは、より軽やかな味わいを持ち、料理の風味を邪魔しにくいという特徴があります。

バルサミコ酢とぶどう酢は、どちらもぶどうを原料としていますが、製法と味わいに大きな違いがあります。 ぶどう酢の製法は前述の通りですが、バルサミコ酢はぶどう果汁を煮詰めて濃縮し、木樽で長期間熟成させて作られます。そのため、バルサミコ酢は濃厚でまろやかな甘酸っぱさと芳醇な香りを持ち、色も濃い茶色をしています。 ぶどう酢が料理全般に使われるのに対し、バルサミコ酢はお肉料理や熟成したチーズ、生ハムなどによく合います。

お酢は種類が豊富で、それぞれに個性があります。 ぜひ、さまざまな種類のお酢をお試しください！