知って得する!日々の生活に取り入れたい「栄養機能食品」の基礎知識
公開日:2024/11/06 更新日:2024/11/06朝はあわただしく出勤、昼食は会議の合間に済ませ、夕食の支度に追われる毎日...。
「最近、疲れやすくなったな」
「肌の調子がいまいち...」
「栄養バランスが偏っているかも」
こんな悩みをお持ちの方、少なくないのではないでしょうか?理想的な食生活を送りたいと思っていても、忙しい毎日で実践することは簡単ではありません。
そんな時に頼りになるのが「栄養機能食品」です。栄養機能食品は、日々の食事を補完し、あなたの健康をサポートする強い味方。でも、「栄養機能食品って何?」「サプリメントとどう違うの?」といった疑問をお持ちの方も多いはず。今回は、その定義から選び方、効果的な活用法まで、栄養機能食品について知っておくと便利な情報をお届けします。
栄養機能食品は、特定の栄養成分の補給を目的とした食品です。一般の食品とは異なり、国が定めた基準を満たせば、特定の栄養成分の機能を表示することができます。例えば、「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」といった表示が可能です。
※国による個別の審査を受ける必要はなく、既に科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量含んでいれば、栄養成分の機能を表示することができる自己認証制度となっています。
サプリメントは法律上の定義がなく、栄養補助食品全般を指す一般的な呼称です。一方、栄養機能食品は定められた基準を満たし、特定の栄養成分の機能を表示できる食品です。
2024年10月の時点で、栄養機能食品で表示できる栄養成分は、以下の20種類に限られています:
• ビタミン類:13種類(ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)
• ミネラル類:6種類(亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム)
• 脂肪酸:1種類(n-3系脂肪酸)
栄養機能食品を選ぶ際は、以下の点に注目しましょう:
1. 「栄養機能食品」の表示
2. 含まれる栄養成分の名称
3. その栄養成分の機能
4. 1日あたりの摂取目安量
5. 注意事項
これらの情報は、商品のパッケージに必ず記載されています。
A: 基本的には健康な成人であれば摂取可能ですが、妊娠中や授乳中の方、特定の疾患がある方は医師に相談してから摂取を検討しましょう。
A: 栄養機能食品は法律で定められた基準を満たし、特定の栄養成分の機能を表示できる食品です。一方、健康食品は法的な定義がなく、健康の維持・増進に役立つとされる食品全般を指します。
A: 個人差はありますが、通常は継続的な摂取が必要です。即効性を期待するのではなく、長期的な健康維持の観点から活用しましょう。
A: なりません。栄養機能食品はあくまでも食事の補助であり、バランスの取れた食事が基本です。食事で摂取できない栄養素を補うために活用しましょう。
栄養機能食品は、健康的な毎日をサポートするために役立ちます。しかし、これらの食品に頼りすぎるのではなく、バランスの取れた食事を基本としつつ、不足しがちな栄養素を補う程度に活用するのが理想的。自分の生活スタイルや体調に合わせて、上手に取り入れていきましょう。