心温まるスープで冬を乗り越えよう！旬の食材を活かしたスープレシピのヒント

2月は寒さが続く一方で、少しずつ春の気配も感じられる季節。そんな時期には、体を温めるだけでなく、季節の変化を感じられるスープがぴったりです。温かいスープは、冷えた体を内側から温め、心もほっとさせてくれます。 そこで今回は旬の食材を使い、だしや味噌、醤油などの調味料を活かして、飽きがこないスープ作りのアイデアを紹介します。

スープは体の芯まで温めてくれるだけでなく、さまざまなメリットがあります。 ・野菜を多く摂れる 加熱すると野菜のカサが減り、たっぷり食べられるようになります。特に葉物野菜は、加熱することでカサがぐっと減り、無理なく多くの量を摂取できるようになります。 ・栄養を無駄なく摂れる スープの煮汁には、野菜や食材から溶け出た栄養素（例えば、水溶性ビタミンやカリウムなど）が含まれています。煮汁ごと摂取できるため、水溶性成分を無駄なく摂取できます。 ・簡単に作れる 基本のスープ作りはとてもシンプルです。具材を鍋に入れて煮込むだけで、忙しい日でも手軽に作れるので、毎日の食事にもぴったりです。

旬の食材を取り入れることで、四季の移り変わりを感じながら、美味しく栄養を摂取できます。2月におすすめの旬の食材と、それらを使ったスープの特徴をご紹介します。 ＜2月の旬の食材とスープの特徴＞ ・大根: 煮込むことで甘みが引き立ち、やわらかな食感でスープにぴったり。 ・人参: 鮮やかな色合いと自然な甘みでスープに深みを与えます。 ・白菜: 煮込むとトロリとした食感になり、スープとの相性が抜群。 ・ゴボウ: 風味豊かで食感も楽しめる、コクのあるスープに仕上がります。 ・カブ: 軽やかな食感とほのかな甘みで、優しい味わいのスープに。

スープの味を引き立てるために、調味料を上手に使うことで、食材の旨味を最大限に引き出せます。次のような調味料を取り入れて、さらに深みのあるスープを作りましょう。 ・和風だし: 素材本来の旨味を引き立て、シンプルで美味しいスープに仕上げます。 ・味噌: まろやかなコクと塩味を加え、発酵食品ならではの深みをプラスします。 ・洋風だし：野菜の旨味を凝縮した洋風だしは、ひとふりするだけで旨味が深まり、隠し味としてや塩の代わりに使うのにもおすすめです。 ・鶏ガラスープの素：スープに深い旨味とコクを与えます。特に鶏肉や野菜をベースにしたスープにぴったり。 ・醤油: 深みと塩味を加え、全体を引き締める万能調味料です。 ・オリーブオイル: 豊かな風味をスープに加え、コクとまろやかさをプラスします。

スープの美味しさを引き出すには、食材の組み合わせも重要です。相性の良い食材を取り入れることで、より風味豊かで満足感のあるスープが楽しめます。 ・白菜 × 鶏肉 × 鶏ガラスープの素 × 醤油など 甘みのある白菜とコクのある鶏肉がよく合います。鶏ガラスープを加え、醤油で味を引き締めることで、奥行きのある味わいに仕上がります。 ・カブ × ベーコン × 牛乳 × 洋風だし × オリーブオイルなど ベーコンの旨味をオリーブオイルで引き出し、コンソメと牛乳を加えてまろやかな洋風スープに仕上げます。

トッピングを加えることで、風味や食感に変化をつけ、より楽しめるスープになります。 ・粉チーズ: コクを加え、洋風スープにとてもあいます。 ・炒りごま: 香ばしさをプラスし、食感も楽しめます。 ・七味唐辛子:香りと辛さが決め手。ピリッとした辛さがスープの味を引き立てます。

2月の旬の食材と調味料を活かしたスープ作りのポイントをご紹介しました。 根菜や葉物野菜の旨味を引き出し、だしや味噌、醤油で深みをプラスすることで、シンプルながら飽きのこないスープが完成します。 トッピングの工夫でバリエーションを加え、冬から春の変わり目にぴったりな温かいスープを楽しんでみてはいかがでしょうか。

横川仁美 管理栄養士×料理研究家 管理栄養士の資格を取得後、保健指導や重症化予防を中心に2500人以上へのアドバイス提供。 現在は現場経験を活かし、管理栄養士を活かしながら食専門ライター×料理研究家（Nadiaアーティスト）として執筆・監修、企業のブランドイメージに沿ったレシピ提案を行っている。さらに、健康事業のサポートや飲食店向けのレシピ提案やメニュー開発も手掛けている。