【艶有りか艶無しかの選択】新郎が当日履く靴はどっちを選べばいい？

結婚式当日、タキシードを着用予定の新郎さんが履く靴について、「革靴なら何でもいいのでは？」「仕事に履いていっている革靴じゃダメなの？」と思っている方もいらっしゃるかと思います。 タキシードに合わせる靴は確かに革靴で間違いないのですが、【艶有りのエナメル素材】と【艶無しのスムース素材】の2種類があり、どちらを選べばいいのか迷う方が多い印象です。 これは好みの問題ではなく、式場の雰囲気によって選ぶ必要があるため、少し注意が必要なのです。 今回は、タキシードに合わせる靴の【艶】についてご紹介します。

結論から申し上げますと、どちらもタキシードに合わせてOKです。 しかし、一般的にフォーマルとされているのは【艶有りのエナメル素材】。 タキシードは『夜の正礼装』のため、本来は夜のパーティーで履くのにふさわしい、華やかなエナメル素材の靴を合わせます。 艶有りか、艶無しかで言うと、【艶有り】の靴がよりフォーマルとされているので、式場の雰囲気に合わせて選ぶようにしましょう。

実は、式の時間帯によって選び分けたいのがエナメル素材のシューズ。 そもそも、艶有のフォーマルな靴は【エナメルシューズ（内羽根式/ストレートチップの紐付）】と【オペラパンプス】の２種類があります。 基本的には【エナメルシューズ】で問題ないのですが、『ナイトウェディングで、カジュアルではない式場』の場合は【オペラパンプス】を選ぶのがおすすめです。（17～18時以降の式）

オペラパンプスは紐付きのエナメルシューズよりも、さらにフォーマル度がアップするため、カジュアルな雰囲気の式にはミスマッチになる可能性があります。 紐付きのエナメルシューズは汎用性が高いため、17～18時以降の式でも選ぶ人が多い印象です。

格式高いホテルや迎賓館、歴史あるチャペルなどで行う式の場合は【艶有り】の靴を選びましょう。 カジュアルな雰囲気の専門式場やゲストハウス、レストランやガーデンで行う式の場合は『好み』で選んでも問題はありません。

どちらの場合も、念のためにドレスコーディネーターやプランナーに確認をすることをおすすめします。 過去の事例を共有いただける場合があります◎ カジュアルな式で艶無しの靴を選ぶ場合も、【内羽根式】【ストレートチップ】【紐付き】という3つのポイントを押さえた靴を選ぶようにしましょう。

「艶有りが、よりフォーマルという事であれば、艶があればローファーでもいいの？」 答えは【NO】です。 ローファーはフォーマルシーンはもちろん、ビジネスシーンでも好ましくないシューズとされています。 紐付きの革靴を履いて参列するゲストよりもフォーマル度が低くなってしまうので、注意しましょう。

ここまで、ゲストもスーツやドレスなどの正装をして参列する式を想定して、新郎の靴の選び方をご紹介しましたが、『個性を大切にしたい』という想いから、【平服】をドレスコードにしている結婚式のスタイルが増えてきています。 近年のトレンドとして挙げられるレストランウェディングやガーデンウェディングでよく見られ、ゲストの服装について【スニーカー】や【サンダル】でもOKとするカップルも。 そのような場合は新郎新婦もカジュアルな靴を選ぶのも素敵です◎

様々な結婚式のスタイルがあるからこそ、大切にしたいドレスコード。 靴はそのドレスコードに沿った服装を考える際の代表的なアイテムとして挙げられます。 お二人が理想とする結婚式にふさわしい装いで当日を迎えられるよう、この記事が参考になれば幸いです。