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春のストレスと歯ぎしりの関係

公開日:2025/04/14 更新日:2025/04/14
~季節の変わり目にこそ、気をつけたいお口のサイン~
はじめに
春は心と身体に変化が起きやすい季節
春といえば、新生活や新年度の始まり、気温の上昇や花粉症など、さまざまな環境変化が重なる季節です。入学・入社・異動・転勤・引越しなど、私たちの生活リズムに大きな影響を与えるイベントが目白押しであるため、知らず知らずのうちにストレスを溜めやすくなっています。
この「春特有のストレス」が引き金となって現れる体の不調のひとつに、「歯ぎしり(ブラキシズム)」があります。歯ぎしりは睡眠中に起きることが多いため自覚しにくく、長期間にわたって放置されると、歯や顎のトラブルにつながる可能性もあります。 本記事では、春のストレスと歯ぎしりの関係性に焦点を当てながら、原因や対策、おすすめのオーラルケアについて詳しく解説していきます。
歯ぎしりとは?
~無意識のうちに行われる顎の緊張~
歯ぎしりとは、上下の歯を強くこすり合わせたり、噛みしめたりする無意識の行動です。専門的には「ブラキシズム」と呼ばれ、「グラインディング(歯をこする)」「クレンチング(噛みしめる)」「タッピング(歯をカチカチ鳴らす)」の3つに分類されます。 歯ぎしりは主に夜間の睡眠中に起こりますが、日中でも無意識のうちに歯を食いしばっていることがあります。これが慢性的になると、次のような影響が出てきます。 ・歯がすり減る、欠ける ・顎関節症の原因になる ・頭痛や肩こりの悪化 ・歯の根や被せ物へのダメージ ・知覚過敏の悪化 特に、顎の痛みや歯の摩耗が進むと、食事や会話など日常生活にも支障をきたすようになってしまいます。
春に歯ぎしりが増える理由
~ストレス・自律神経・アレルギーの影響~ 1. 環境変化による精神的ストレス 春は新たなスタートの季節。子どもの入学、社会人の転勤や部署異動、引っ越しによる生活環境の変化などが多く、気付かないうちに心に負荷がかかっています。 こうしたストレスが蓄積されると、自律神経が乱れやすくなり、身体が常に緊張状態に。夜間の睡眠中も無意識に筋肉が緊張し、歯ぎしりが引き起こされやすくなるのです。 2. 自律神経のバランスが崩れる季節 春は寒暖差が激しく、体温調整をつかさどる自律神経が乱れがちです。日中は暖かいのに朝晩は冷える、気圧の変化が大きい——こうした環境要因が積み重なり、睡眠の質が低下しやすくなります。 睡眠中に深い眠り(ノンレム睡眠)に入る時間が短くなると、歯ぎしりが発生する頻度が高まる傾向にあります。 3. 花粉症やアレルギーによる間接的影響 春といえば花粉症の季節でもあります。鼻づまりにより口呼吸が増えると、舌や口の周囲の筋肉のバランスが崩れ、結果として顎の位置にズレが生じることがあります。これもまた、無意識下の噛みしめや歯ぎしりの原因となるのです。
歯ぎしりを放置するとどうなる?
「ちょっと歯を食いしばってるかも」程度では済まされないのが歯ぎしりの怖いところ。長期間続くと、以下のような深刻なトラブルにつながる恐れがあります。 ・歯の破損や摩耗 強い圧力が加わり続けることで、歯の表面がすり減ったり、ヒビが入ることも。 ・詰め物・被せ物の脱落 歯科治療済みの歯にもダメージが及び、補綴物のトラブルが頻発します。 ・顎関節症のリスク 顎の関節に過剰な負担がかかることで、開口時の痛みや違和感が生じます。 ・睡眠の質の低下 歯ぎしりの音や筋肉の緊張により、睡眠の深さが損なわれ、疲労回復の妨げとなります。
歯ぎしりへの対策とオーラルケア習慣
1. マウスピースの使用 もっとも即効性のある対策が「ナイトガード(就寝用マウスピース)」の装着です。歯科医院で自分の歯型に合わせて作成してもらうことで、歯や顎へのダメージを軽減できます。 2. ストレスマネジメント 日中の緊張やストレスを上手にリリースすることが、夜間の歯ぎしり軽減にもつながります。具体的には: ・深呼吸や瞑想 ・ストレッチや軽い運動 ・アロマやハーブティーでリラックス ・寝る前のスマホや刺激物を控える など、生活の中で「心を緩める」時間を意識的に作るようにしましょう。 3. オーラルケアで口内環境を守る 歯ぎしりによってダメージを受けやすい歯や歯茎を守るためには、毎日のオーラルケアが欠かせません。 ・やさしく磨けるソフトタイプの歯ブラシ ・再石灰化を助けるハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉 ・保湿成分入りの洗口液で口内の乾燥を防ぐ ・歯間ブラシやフロスで丁寧な清掃 これらを取り入れ、歯ぎしりによってもろくなりがちな歯のケアを心がけましょう。
まとめ
春の心身の変化を、口元からケアしよう
春は、新たなスタートの季節でありながら、知らぬ間に心や体に負担がかかりやすい時期でもあります。そんなときに現れる「歯ぎしり」は、体が発するひとつのSOSサインかもしれません。 「たかが歯ぎしり」と思わずに、自分自身のコンディションを見つめ直すきっかけとして捉えることが大切です。マウスピースやストレス対策、そして丁寧なオーラルケア習慣によって、春を快適に、健やかに乗り越えていきましょう。