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口腔内フローラって何?
口腔内フローラって何?
公開日:2025/04/20 更新日:2025/04/22
~お口の中の見えない住人たちと健康の関係~ 私たちの口の中には、実は無数の細菌が棲みついています。これらの細菌の集まりを「口腔内フローラ(oral flora)」または「口腔内微生物叢(びせいぶつそう)」と呼びます。このフローラは、腸内フローラと同じように、私たちの健康に密接に関係しているのです。今回は、この口腔内フローラの基礎知識と、健康を守るための正しいケア方法について詳しく解説します。
1. 口腔内フローラとは?
「フローラ」という言葉は、「お花畑」という意味のラテン語に由来し、多種多様な細菌たちが生きている様子を表しています。つまり、口腔内フローラとは、口の中に存在する無数の細菌の集まりのことです。 成人の口の中には、なんと500~700種類以上、数十億個もの細菌が生息しているといわれています。これらの細菌の多くは、普段は悪さをすることなく、口の中の環境を維持するために役立っている“常在菌”です。しかし、バランスが崩れると、虫歯や歯周病、さらには全身の病気を引き起こす原因にもなりかねません。
2. フローラのバランスが大事な理由
口腔内フローラには「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類の菌が存在します。 ・善玉菌:健康を守る役割。病原菌の侵入を防ぎ、炎症を抑える働きがあります。 ・悪玉菌:虫歯菌(ミュータンス菌)や歯周病菌(ポルフィロモナス・ジンジバリスなど)など、口のトラブルを引き起こす細菌です。 ・日和見菌:普段はおとなしくしていますが、体の免疫が落ちたり、バランスが崩れたりすると悪玉菌のような働きをすることがあります。 健康な状態では、善玉菌と日和見菌が中心となってバランスが保たれています。しかし、歯磨きを怠ったり、糖分の多い食事が続いたり、ストレスや喫煙などの生活習慣が重なると、悪玉菌が増えてフローラのバランスが崩れ、虫歯や歯周病、口臭といった問題が発生しやすくなります。
3. 口腔内フローラと全身の健康
最近の研究では、口腔内の細菌が全身の病気に関係していることがわかってきました。以下はその一例です。 ・誤嚥性肺炎:高齢者に多く見られる病気で、食べ物と一緒に口の中の細菌が肺に入り、炎症を引き起こします。 ・糖尿病:歯周病があるとインスリンの働きが低下し、血糖値のコントロールが難しくなります。 ・心疾患や動脈硬化:歯周病菌が血流に乗って心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・妊娠トラブル:歯周病が早産や低体重児出産のリスクを高めるという報告もあります。 つまり、口腔内フローラを整えることは、全身の健康を守ることにもつながるのです。
4. フローラのバランスを保つためのケア
では、口腔内フローラの健康を保つには、どうすればよいのでしょうか?日常生活の中で取り入れやすい方法をご紹介します。 ① 毎日の正しい歯磨き 歯磨きは、フローラのバランスを整える基本中の基本です。朝晩2回、できれば食後すぐに、3分以上かけて丁寧に磨きましょう。歯と歯の間、歯ぐきとの境目、舌の上も忘れずにケアします。 ② フロスや歯間ブラシの活用 歯ブラシだけでは落としきれないプラーク(歯垢)を除去するために、デンタルフロスや歯間ブラシも使いましょう。 ③ 舌クリーニング 舌の表面にも多くの菌が生息しています。舌ブラシなどを使って、優しく舌苔(ぜったい)を取り除くと、口臭対策にも効果的です。 ④ 食生活の見直し 甘いものや酸性の飲み物(炭酸・ジュースなど)は、悪玉菌のエサになります。野菜や発酵食品、ビタミンを含む食事を意識して、善玉菌が好む環境を整えましょう。 ⑤ 唾液の分泌を促す 唾液は、口の中の菌のバランスを保つ大切な役割を担っています。ガムを噛む、水をこまめに飲む、しっかり噛んで食べるなどして、唾液の分泌を促す習慣をつけましょう。 ⑥ 定期的な歯科検診 自分では気づかないトラブルを早期発見し、プロのクリーニングでフローラをリセットできます。3ヶ月~6ヶ月に1回を目安に受診するとよいでしょう。
5. 近年注目される
「プロバイオティクス歯磨き」や
「オーラルサプリ」
近年では、口腔内のフローラバランスを整えるために**プロバイオティクス(善玉菌を取り入れる考え方)**を活用した製品が増えています。たとえば: ・善玉菌入りの歯磨き粉やマウスウォッシュ ・口腔内環境を整えるタブレット・サプリメント こうした製品も、日常のケアと組み合わせることで、より口腔フローラのバランス改善に効果を発揮する可能性があります。
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まとめ
口腔内フローラは、私たちの見えない健康のパートナーです。そのバランスが崩れると、虫歯や歯周病だけでなく、全身の病気にもつながることがあります。毎日のケアを丁寧に行い、健康なフローラを育てていくことが、お口と体の健康を守る近道です。 「目には見えないけれど、確かに存在する」 そんな口腔内の世界に、少しでも意識を向けてみませんか?