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奥歯のみがき残しを防ぐには「薄型ヘッドハブラシ」がおすすめです

公開日:2024/10/28 更新日:2024/10/28
奥歯のみがき残しを防ぐには
「薄型ヘッドハブラシ」がおすすめです
奥歯は前歯に比べて失いやすい部位とされ、むし歯や歯周病のリスクに特に注意が必要です。奥歯のケアには、ヘッドが薄く、ネックが細いブラシが適しています。奥歯の奥や頬側など、みがきにくい部分にも毛先が届きやすいことがポイントです。毛先がしっかり奥歯に届くことで、歯垢の除去率が向上することが確認されています。
むし歯や歯周病になりやすい
「みがき残し」が多い奥歯
「しっかり歯みがきをしているつもりでも、奥の方の奥歯はみがきにくく感じることが多いですよね。みがいた後でも、なんとなくすっきりしないと感じる方も多いのではないでしょうか? しかし、みがきにくいからとそのままにしておくと、奥歯に歯垢が残り、むし歯や歯周病の原因となることがあります。実際に、奥歯は前歯に比べてむし歯になる割合が高い※1ですし、歯周ポケットの深さが深いというデータ※2もあり、むし歯や歯周病のリスクが高いのです。 ※1: 厚生労働省 平成28年歯科疾患実態調査、※2: Yoneyamaら J. Clin. Periodontol. 1988 以下のグラフは、厚生労働省の平成28年歯科疾患実態調査※3をもとにしたもので、前歯から奥歯まで各部位ごとに歯を失う割合を上下の歯を合算して示しています。左右の1番が体の中心に近い前歯を指し、数字が大きくなるほど奥の歯を表します。グラフは年代を30〜40代と50〜70代に分けて示していますが、どちらの年代でも、前歯より奥歯、特に奥の方の歯を失う割合が高いことがわかります。」
※3 「厚生労働省 平成28年歯科疾患実態調査」より算出 むし歯や歯周病は、歯を失う大きな原因の一つです。特に磨きにくい奥歯は、前歯に比べて失うリスクが高まるのです。
一番奥の奥歯にはハブラシが届きにくい
むし歯や歯周病から奥歯を守るためには、原因となる歯垢をしっかり取り除くことが大切です。 しかし、次のように感じる方もいらっしゃるかもしれません。 ・歯や頬の肉が邪魔で、ハブラシが奥まで届きにくい ・ハブラシのネック部分が手前の歯や頬の内側に当たってしまい、奥歯まで届かない ・ハブラシの毛先を奥歯の奥に当てるのが難しい ・奥歯の奥をしっかりみがくために、口を大きく開けるのが面倒 このように感じる方もいるでしょう。
奥歯の上手なみがき方
「奥歯の頬側」をみがく際には、口を大きく開けると頬の肉が張ってしまい、ハブラシが動かしにくくなるため、少し口を閉じ気味にするのがポイントです。特に奥をみがくときには、唇をハブラシの柄で軽く押し広げながら斜めにハブラシを挿入し、ブラシの先端(つま先)を歯の表面に当ててみがくと良いでしょう。 「奥歯の舌側」は、前歯の中央付近からハブラシを平行に入れると、奥歯の舌側にしっかりとブラシが当たり、みがきやすくなります。 「奥歯の奥」をみがく際は、噛み合わせの面からハブラシの先端部分を当てるように心がけましょう。 では、どのようなハブラシを選ぶと良いでしょうか。
奥歯ケア「薄型ヘッドハブラシ」がおすすめ
奥歯をしっかりみがくためにおすすめなのが、ヘッド部分が薄いタイプのハブラシです。ヘッドが薄いことで、ブラシの先端部分全体の体積が小さくなり、奥歯の奥や頬側にまで毛先がしっかり届きやすくなります。この薄型のヘッドを持つハブラシを、以下「薄型ヘッドハブラシ」としてご紹介します。
「薄型ヘッドハブラシ」は、毛の長さが通常のハブラシと同じでも、ヘッドが薄いため全体の高さがよりコンパクトになっています。
狭い場所には小さなものの方が入りやすいと考えると、ヘッド全体が小さい「薄型ヘッドブラシ」の方が奥までしっかり届きやすいですね。また、「奥歯の頬側」を磨く際には、「薄型ヘッドブラシ」なら頬の内側にブラシが当たりにくく、奥までスムーズに入るので、これまでよりも手入れがしやすくなるのも魅力です。