洗濯物の「花粉対策」の鉄則!外干し時の注意点や花粉飛散傾向まで
公開日:2025/02/23 更新日:2025/02/23春先や秋の季節の変わり目になると、花粉症に悩まされる人が増えます。特に、洗濯物に付着した花粉が室内に持ち込まれることで、症状が悪化することも少なくありません。この記事では、洗濯物の花粉対策の鉄則を詳しく解説し、外干し時の注意点や花粉飛散傾向についても紹介します。
花粉症の対策をするためには、まず花粉の飛散ピークを把握することが重要です。日本では特に以下の花粉が飛散しやすいとされています。
スギ花粉(2月~4月)
ヒノキ花粉(3月~5月)
イネ科花粉(5月~8月)
ブタクサ・ヨモギ花粉(8月~10月)
特にスギ・ヒノキ花粉のシーズンは花粉の量が多く、洗濯物に付着しやすいため注意が必要です。
花粉の飛散しやすい時間帯
花粉は以下の時間帯に多く飛散する傾向があります。
午前10時~午後2時(気温が上がり、花粉が舞いやすくなる)
午後5時~8時(日が沈み、地表付近に花粉が降りてくる)
洗濯物を外干しする場合は、なるべく早朝または午後3時以降が望ましいでしょう。
<鉄則①:洗濯物を外干しする際の注意点>
洗濯物を外に干す場合は、花粉の付着を防ぐために以下のポイントを押さえましょう。
「花粉の少ない時間帯を狙う」
早朝や午後3時以降に干すのがベスト。
風が強い日は花粉の飛散量が増えるため、できれば室内干しを選択。
「花粉が付きにくい干し方をする」
物干し竿に直接かけるのではなく、ピンチハンガーやハンガーを活用して間隔をあける。
服の表面を内側にして干すことで、花粉が付着するのを防ぐ。
花粉対策カバーを使う
100円ショップやホームセンターで購入できる**花粉対策カバー(ランドリーカバー)**を活用すると、花粉の付着を大幅に減らせる。
「外干し後は必ず払い落とす」
洗濯物を取り込む前に、衣類をしっかりはたく。
特に花粉が付きやすいタオルや黒系の服は念入りに振り払う。
<鉄則②:室内干しや乾燥機を活用する>
花粉シーズン中は、できるだけ室内干しや乾燥機を利用するのがベストです。
「室内干しのポイント」
風通しの良い場所に干す(浴室やエアコンの風が当たる場所が理想)。
「除湿機やサーキュレーターを併用し、乾燥を促進。」
洗濯物を密集させず、間隔を開けることで乾きやすくなる。
「乾燥機の活用」
花粉シーズンはコインランドリーの乾燥機を活用するのも手。
家庭用乾燥機を使う際は、乾燥フィルターの掃除を忘れずに行う。
<鉄則③:洗濯方法にもひと工夫>
花粉の付着を防ぐには、洗濯時にも工夫が必要です。
「柔軟剤を使う」
静電気を抑える柔軟剤を使用することで、花粉が衣類に付着しにくくなる。
静電気防止スプレーを衣類に吹きかけるのも効果的。
すすぎ回数を増やす
花粉の付着を防ぐため、通常より1回多めにすすぐのがおすすめ。
「洗濯ネットを活用」
繊維が細かい衣類(ニットやフリース)は洗濯ネットに入れることで花粉の付着を抑えられる。
洗濯物以外にも、室内に花粉を持ち込まない工夫をすることが大切です。
「帰宅時の花粉対策」
・帰宅したら玄関前で衣服を払い落とす。
コートやジャケットは花粉ガードスプレーを使うと付着を防げる。
すぐに手洗い・洗顔・うがいをして、体についた花粉を落とす。
空気清浄機の活用
・玄関やリビングに空気清浄機を設置し、花粉を取り除く。
加湿器を併用すると、空気中の花粉が床に落ちやすくなる。
掃除の頻度を増やす
・床掃除はこまめに行う(水拭きが効果的)。
カーテンや布製ソファも定期的に洗うことで、花粉の蓄積を防ぐ。
花粉の季節でも快適に過ごすためには、洗濯物の干し方や取り込み方に工夫を凝らすことが大切です。外干しをする場合は、花粉の少ない時間帯を狙い、衣類をはたいてから取り込むことを忘れずに。可能であれば室内干しや乾燥機を活用するのがベストです。
また、帰宅時の花粉対策や室内の掃除も徹底し、花粉を持ち込まない環境作りを心がけましょう。ちょっとした工夫で、花粉症の症状を軽減し、快適な生活を送ることができます!