こんにちは。
RANSIT LOUNGEスタッフのササキです。
2025年も気づけばもう2か月が経ち、全国的に本格的な寒波が到来しました。
私はもっぱら寒がりなこともあって昔は断然夏派でしたが、ここ最近は酷暑により冬のほうが好きになりつつあります。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は今年の干支にちなんだ名所も含めお話をさせて頂ければと思います。
実は大阪の中心地からも比較的アクセスしやすい場所に女性の神様と白蛇を祭る神社があることをみなさんはご存じでしょうか。
こちらの神社は大阪大空襲の際に本殿やお社は消失してしまいましたが、そこから復興をとげたことから「やりなおし神社」としても親しまれています。
阪神梅田駅から電車に乗って約10分。姫島駅にその神社はあります。今回伺ったのは平日のお昼前でしたが、その時間帯にしては下車される方が多く感じられました。姫島駅はいわゆる下町の雰囲気があり、花屋やプリン屋、喫茶店など個人店が立ち並んでいました。決して賑やかとは言えませんが、なんだかただいまと言いたくなるようなそんな町でした。駅から道路沿いに10分程歩くと、大きな赤い鳥居が現れそこには「姫嶋神社」と記されていました。
鳥居をくぐると正面に本殿を控え、右手に1つ、左手に3つお社があり、なにやら貝塚らしきものを横目にまずは本殿をお参りすることに。姫嶋神社の祭神である阿迦留姫命(あかるひめのみこと)は「やりなおし」「再出発」の神様としてだけでなく、「美」の神様としても親しまれていることからか、参拝客のほとんどが女性でした。
本殿での参拝を終え、すぐ近くに佇む御神木に目がいきました。こちらは大阪大空襲により被害を受け、後に3本の楠を後継樹として植えたことにより根を結び、現在は4本の楠を御神木としてお祭りしているようです。
そのすぐ隣に鎮座するお社では、この楠に住んでいた白蛇の神様をお祭りされています。お社の御幕には蛇が描かれており、そのタッチがなんだかポップで愛らしく感じました。こちらのご利益には財運もあるとのことで念を込めてお祈りさせて頂きました...!
そして何より目を引かれたのが、絵馬掛所です。一見、貝塚のようになっていたので、なんだろうと思っていたのですが、姫嶋神社では祭神である阿迦留姫命が舟で逃れ姫島の地で再出発されたことから、絵馬として帆立の貝殻が使われているのだそうです。また、新たな出発が帆を増やし「順風満帆にいきますように」という願いが込められているとのこと。
この絵馬を購入する際には「たち丸」と呼ばれる赤い球を渡されるのですが、新しいことを始める際に断ち切りたいことを念じ、石碑に空いた穴に通せば、その念を封じ込めておけるそうです。帰りに鳥居前にある授与所に立ち寄ったところ、ここにも女性から人気の理由が。御朱印やお守り、おみくじそれぞれがとても色鮮やかで可愛らしかったです。そして、薄々感じていたのですが何かの聖地なのか?と思うほど、アイドル関連のグッヅを身に着けている方が多かったのです。お守りが推しカラーなのではないでしょうか?(あくまでササキの推測です)お守りの色は季節ごとに変わるようで、これも珍しいなと思いました。そして、帆立の貝殻が描かれているのも特徴です。
境内は比較的こじんまりとしていましたが、ご利益はもちろんのこと、参拝をしながら楽しめる要素もあり女性から人気の理由が伺えました。
時間は12時前。実は12時から13時の間は授与所が無人になり対応ができないそうので、ちょうど良いタイミングでした。ちなみに有人の際はインターフォンを押せば対応して下さり、午後は16時まで対応して頂けるようです。
そして、今回は少し余裕をもって昼食に向かうことに。鳥居を出て、右にまっすぐ公園沿いに5分程まっすぐ進むと信号があるので、そこを渡り程なくすると「びすとろ やま亭」の看板が見えてきます。
店先にはメニューボードがあり、外からは中の様子が見えないようになっています。恐る恐る店の中に入るとすでに席はほぼ満席状態でした。私が席についてからは外に待ち列ができており、20席ほどのこじんまりとした店内ではサラリーマンや近所に住んでらっしゃるであろう方が友人や家族同士でランチをしていていました。1人の女性がメインで接客をされているようで、厨房で調理されているもう1人の女性も時々料理を運んでおり、良いチームワークで無駄なくお店が回っていました。少しすると手書きのメニューを渡され、価格を見ると比較的リーズナブルな印象。今日のランチメニューは若鶏のフリットとのことでしたが、悩んだ結果、やっぱり自分の好みには勝てずエビフライを頼むことにしました。店内で流れる音楽や壁にかかった絵画、エアコン、漫画棚など全てが昭和を物語っており、それだけでも十分楽しめる空間でした。10分程すると料理が運ばれてきました。一見フリットのようにも思えるエビフライでしたが、食べてみると身がぷりぷりしていてとても美味しかったです。
食事中、前のテーブルに運ばれてきたプリンアラモードがとても気になりましたが、次回のお楽しみにおいておくことにしました。
お会計を済ませ、また姫島駅へ。次の目的地は中之島です。
<つづく>