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【藤八屋(とうはちや)について】
明治中期に創業し、行商により業務用漆器を手がけてまいりました。
業務用漆器の経験を活かし、古き良き伝統を感じながらも現代住空間に調和し暮らしの中で気軽にお使いいただける漆器をおつくりしております。
経済産業大臣の認定を受けた伝統工芸士が日々精進を重ねております。
三代目親方である塩士正英自ら最後の上塗に従事し、品質の管理に努めております。
「漆」は、世界でもっとも美しい天然塗料として縄文の古より使い続けられています。
漆は蜂蜜のような粘度の高い液体で、主に塗装に使われます。東南アジアに広く分布するウルシノキの樹液から精製されます。樹液は約10年の時を経て、高さ10m、直径10〜15cmほどに成熟したウルシノキの幹に傷をつけて採取されます。
大変貴重な天然の材料で、ペンキ等の人工塗料とは全く違うものなのです。
なかでも、日本産の漆は良質とされていますが、年間わずか1.5t程しか生産されません。ダイヤモンドの世界全体の採掘量が年間30t程ですから、日本産の漆がいかに貴重なものかが分かります。日本産の漆はバケツ1杯で100万円といわれています。この貴重な日本産の漆を使い輪島塗を作ります。
漆そのものの歴史はとても古く、6千年以上前のものが出土しており、当時の質感や色彩をそのまま残しております。漆の塗膜がいかに堅牢で耐久性に優れているかを証明しています。金をも溶かしてしまう王水(硫酸と硝酸の混合液)にも浸食されることはありません。
漆は堅牢なだけではなく天然材料ならではの優美で滑らかな質感を持っています。手に取ったときの独特の質感は多くの人びとを魅了し、今日までに多くの漆を用いた伝統工芸が生み出されてきました。
※ 乾燥した漆でかぶれることはございません。
輪島塗の起源には諸説ございますが、現存する最古の輪島塗は「重蔵権現本殿朱塗扉」で室町時代の大永4年(1524年)作といわれています。
輪島の気候、風土、自然環境が輪島塗製造に適していた要因も重なり技術が発達しました。
輪島塗は重要無形文化財に指定され、また地域団体商標登録も有し世界最高峰の漆器と称されています。
輪島塗の特徴
- 原材料となる木や漆全てが自然素材
- 輪島特産の輪島地の粉を使った堅牢な下地
- 布着せによる強度の保持
- 漆を塗り重ねる本堅地作業での堅牢性の重視
- 120以上に及ぶ丁寧な手作業の工程
- 蒔絵、沈金、変わり塗などの巧みな加飾の技
- 優美で滑らかな独特の質感
- 修理(なおしもん)が可能
- オーダーメイドが可能
- 抗菌作用がある(大腸菌等)
漆器ほど普段使いに便利な器はありません。
丈夫で軽く、水をはじき、丁寧に使えば50年、100年お使いいただけます。
先人は長年の知恵で毎日漆塗りの食器を使っていました。
本物の漆器をお使いいただければ、独特のつやと質感、口当たりのやわらかさなど、合成樹脂の器とは比べることのできないすばらしさをご理解いただけると思います。
最近の研究で漆の抗菌性が実証され、漆器は食中毒対策としても注目を集めています。
一番大切なことは、どんな器でも、気軽に自由にお使いいただくことだと思います。
輪島塗も他の器と同様に、毎日お好みの料理を盛りつけて、楽しみながらお使いください。
お使いになられた後は、ガラスや陶器同様に洗剤が必要な際には洗剤を使って、やわらかいスポンジなどで洗ってください。
その後はやわらかい布で拭いてください。拭くことで、漆の艶が増します。
食洗機による乾燥等は避けてください。
割れ・欠け・ひびが入った場合は、使用を控え修理のご依頼をお願い致します。
【包装について】
唐子(からこ)の包装紙にお包みしております。
包装紙のお色はお任せくださいませ。
化粧箱/桐箱入りでない一部のお品物は、PP袋による簡易包装とさせて頂いております。
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