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小口タイルと二丁掛タイル補修ガイド|色の選び方と探し方

公開日:2025/01/22 更新日:2025/07/23
こんにちは!美濃焼タイルとともにお届けする、タイルオンラインの高藤洋平です。 今回は、 **二丁掛タイル(227x60mm)と小口タイル(108x60mm)** について詳しく解説します。 これらのタイルは30~40年前のビルや駅、役所、家屋などで広く使用されており、補修のご相談も多い人気のアイテムです。

1. 二丁掛・小口タイルとは?

これらのタイルは、レンガのサイズを基に作られており、明治時代の文明開化とともに普及しました。 フランク・ロイド・ライトの帝国ホテルにも採用された歴史あるデザインで、現在も新規の店舗や家屋に使われています。

2. タイル補修の流れ

(1) サイズを確認する 補修用タイルを探す際には、まずサイズの確認が必須です。古い建物では、以下のようにサイズが異なる場合があります: 227x60mm(標準的な二丁掛タイル) 108x60mm(標準的な小口タイル) その他のサイズ例:210x60mmや210x40mm また、厚みにも注意が必要です。15mmや20mmといった厚めのタイルの場合は、下地を調整してから施工する必要があります。 (2) 表面仕上げを確認する タイルの仕上げには以下の種類があります: 無釉タイル:土の色そのままの素朴な風合い。 施釉タイル:釉薬で仕上げたツルっとした表面(お茶碗のような質感)。 さらに、面状(表面のデザイン)も重要です。以下の種類をチェックしましょう: フラット面:平らでシンプル。 岩面:凸凹のあるナチュラルな風合い。 ハツリ面:中央に向かって盛り上がった形状。 リブ面:細かな筋が入ったデザイン。 (3) 色を確認する 補修で特に困るのが、現在は製造されていない窯変タイル(ムラのある色合い)です。昔のセッキ質タイルは焼成温度が低く、自然なムラが特徴でしたが、現在は磁器質タイルが主流で、均一な色合いが多くなっています。 解決策 現行のタイルから近い色を探す。 特注で同じ色合いのタイルを作成する(見本と必要枚数を送付いただければ対応可能です)。

3. 現行商品から選ぶおすすめタイル

よくお問い合わせいただく色合いの紹介です。 ひだシリーズ(二丁掛・小口) 1201 飴色:深い茶色でモダンレトロな雰囲気に。 1221 白ブライト:艶やかな白で清潔感抜群。 1202 織部:濃い緑色で昭和レトロ感を演出。 タイタンシリーズ(二丁掛・小口) TI-40 飴色:ひだより濃い深い茶色。 TI-60 擬石:茶色の斑点があるレトロなデザイン。 TI-30 若草色:淡い黄緑色で明るい印象に。 赤レンガタイルシリーズ TNR-1 赤茶:レンガの風合いを磁器で再現。 TNR-7 焼赤:焼きすぎた赤黒い色合い。

4. 特注タイルのご相談

現在では製造されていないタイルでも、特注で再現可能です。補修対象のタイルの現物見本と必要数量をお知らせください。 特注の場合は「色合わせ」から始まり納期に2~3カ月程度必要です。

まとめ

二丁掛タイルや小口タイルの補修は、サイズ、表面仕上げ、色を慎重に確認することが重要です。タイルオンラインでは、現行の商品から補修に使えるタイルを豊富に取り揃えています。特注も対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください! タイルオンラインで、補修をもっと手軽に。