革製品=動物虐待?いいえ、いのちと地球を守る選択です。
公開日:2025/04/06 更新日:2025/04/08「革製品はかわいそうだから使わない」
そんな声を耳にすることがあります。
たしかに、動物を愛する人ほど、動物に優しい選択をしたいと考えるのは自然なことです。
ですが、少しだけ立ち止まって、革製品の本当の背景を知ってもらえたら嬉しいです。
私たちが扱う牛革は、食肉用に育てられた牛の副産物です。
つまり、牛は食用として育てられ、食肉として利用された後、本来なら廃棄される皮を「無駄にしないため」に活用して革製品にしているのです。
革のために牛を犠牲にしているわけではありません。
逆に、いただいた命をできる限り大切に使い切ることが、私たちの考える本当の「優しさ」だと思っています。
近年は、環境や動物への配慮がさらに進み、植物タンニンを使ったエコレザー化学薬品を極力減らしたサステナブルな革製品など、自然にもやさしい革づくりが増えています。
革製品を選ぶことは、ただおしゃれや高級感を求めるだけでなく、「リサイクル」や「サステナビリティ(持続可能性)」への貢献にもつながるのです。
革は天然素材ならではのやわらかさとしなやかさを持ち、使い込むほどに愛犬の体になじみ、快適なつけ心地になります。
また、ナイロンなどの人工繊維に比べ、静電気が起きにくいため、皮膚や毛への負担も少ないと言われています。
もちろん、すべてのワンちゃんに革製品が最適とは限りません。
でも、「革=悪」というイメージだけで選択肢を狭めてしまうのは、もったいないかもしれません。
私たちが大切にしているのは、**「いのちを無駄にしないものづくり」**です。
革製品には、そんな想いが込められています。
あなたとあなたの大切な愛犬にとって、本当に心地よいもの、納得できるものを選んでもらえたら嬉しいです。
革の首輪も、きっとそのひとつになるかもしれません。
照井(犬の首輪屋てるべる 代表)