内蔵SSDとは?外付けSSDとの違いやどっちがおすすめか解説
公開日:2024/12/12 更新日:2024/12/13パソコンはさまざまなパーツで構成されています。
その中でも、OSやアプリケーション、様々なデータを保存するストレージは、パソコンの使い勝手に関わる重要なパーツです。
この記事では、ストレージのうちSSDについて、内蔵SSDと外付けSSDとの違いなどに触れつつ解説します。
内蔵SSDとは、パソコンの基盤(マザーボード)に接続されているSATAやPCIeなどの端子に接続して使用するSSD(ソリッドステートドライブ)です。
市販されているパソコンの多くは、販売されている時点で内蔵HDDやSSDを搭載しています。
また、SATAやPCIeなどの端子に空きがあれば、最初から搭載されているSSDに追加することもできます。
内蔵SSDは、主にOSやアプリケーションのインストール場所として使用されるケースが多いでしょう。
楽天のテックウインドショップでは、ウエスタンデジタル社の内部SSDを多数取り揃えています。
自身のPCのスペックを上げたい方や、アプリの保存先をお探しの方はぜひご検討ください。
外付けSSDとは、パソコンなどの内部に搭載するのではなく、外部に接続して使用するSSDです。
外付けSSDは、パソコン本体へUSB経由で接続します。
外付けSSDは、パソコンのストレージ領域を拡張する目的や、データをパソコンの外に持ち出す際などに使用するケースが多いでしょう。
SSDには、内蔵SSDと外付けSSDの2種類があります。
では、SSDを導入する際はどちらがおすすめなのでしょうか。
内蔵SSD・外付けSSDにはそれぞれ用途に違いがあります。
ここからは、内蔵SSDと外付けSSDそれぞれのおすすめの場合について解説します。
・内蔵SSDの利用がおすすめの場合
・外付けSSDの利用がおすすめの場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
内蔵SSDは、パソコンなどの機器の内部に搭載して利用します。
一度内部に搭載した内蔵SSDは、故障や交換などの場合を除いて利用中に取り外すことはありません。
このような特徴から、内蔵SSDは搭載した機器で長く使用することを想定する場合におすすめです。
代表的な例がパソコンです。
パソコンに内蔵SSDを搭載するケースとしては、OSのインストール先として使用することによる処理速度の向上を目的とするケースが多いでしょう。
また、データやアプリケーションの保存場所として内蔵SSDが選定されることもあります。
サイズの大きいデータの場合、HDDでは読み書きに時間がかかりますが、SSDの場合は高速なアクセスが可能であるため、処理効率の向上が見込めるのです。
つまり、内蔵SSDの利用がおすすめの場合とは、OSやアプリケーション、データなど日常的に使用するものを保存しておく利用方法といえます。
SSDそのものを持ち出すことがなく、搭載した機器の中で使用するケースで内蔵SSDを利用するのがおすすめです。
外付けSSDは、先に解説したとおり、USBケーブルなどを通じてパソコンなどの機器の外部に接続するSSDです。
USBケーブルは本体外側に端子が配置されているため、パソコンなどの機器本体を分解することなくSSDを着脱できることがポイントです。
このような特徴を持つ外付けSSDは、外付けHDDと同様に「一時的なデータ保存場所」として活用されるケースが多いでしょう。
たとえば、パソコン本体のストレージが上限に達しそうな場合に、外付けSSDに一時的にデータを保存するケースなどが代表的です。
また、データのバックアップやデータの受け渡し方法としても外付けSSDが活用されています。
かつては、大容量のデータを手渡しする場合にはUSBメモリーやDVDなどが記録媒体として使用されてきました。
しかし近年では、比較的廉価な外付けSSD製品が登場しているため、データ受け渡し用の記録媒体として外付けSSDは有力な選択肢となるでしょう。
内蔵SSD製品にも様々なメーカーの製品があります。
どのような製品を選択するかは、使用している機器の種類や用途に合わせて検討するのがよいでしょう。
ここからは、ストレージ製品の製造に歴史と実績のあるWestern Digital製内蔵SSD製品をご紹介します。
Western Digital製のHDD・SSD製品には、それぞれの製品の特徴を表すカラーシリーズがあります。
中でも「WD Blue」シリーズは、個人用のパソコンで採用されることが多い製品です。
容量と価格のバランスがよく、手軽にもともと搭載されていた内蔵HDDのSSDへの置き換えに採用できるほか、追加のストレージとしても導入しやすい製品です。
この「WD Blue SN5000 SSD 1TB 」は、1TBの容量を持つ内蔵SSDです。
1TBの容量は、HDDの分類では少なめと評価できますが、高速なアクセス速度を持つSSDにおいては、保存するデータ内容を限定して使用するのにちょうどよいサイズであることが多いといえます。
なお、このSSDは、パソコンのマザーボードに直接端子を挿入して使用するM.2 2280規格のSSDです。
ただし、高速転送が可能なNVMeには対応していないため、購入時には注意が必要です。
この製品が採用している端子形状はB&M-Keyです。
一方で、多くのNVMe対応SSDはM-Key端子を採用しています。
そのため、マザーボードがM-Key専用のSSD端子のみを搭載している場合、この製品は物理的に接続できない可能性があります。
特に、近年のデスクトップパソコンやノートパソコンでは、NVMeに対応したM-Key専用端子が主流となっています。
お使いのパソコンのマザーボードがB&M-Key端子に対応しているかどうか、購入前に必ずマザーボードのマニュアルや仕様書をご確認ください。
対応状況を確認せずに購入すると、接続できない、または最大限の性能を発揮できない場合がありますので、ご注意ください。
この記事では、内蔵SSDと外付けSSDの違いについて解説しました。
内蔵SSDはパソコン本体内部に接続して利用し、外付けSSDはUSBケーブルなどを用いてパソコンの外部に接続して利用します。
内蔵SSDと外付けSSDは用途によって使い分けられることが一般的であり、どちらを選定するかはSSDの用途や利用シーンなどと合わせて検討する必要があるでしょう。
内蔵SSDには様々なメーカーの製品がありますが、この記事ではストレージ製品に歴史と実績を持つWestern Digital社の製品をご紹介しました。
内蔵SSD選定の際にぜひ参考としてみてください。
テックウインドショップでは、Western Digital社の製品を多数取り揃えています。
記事内で紹介したBlue・Black・Greenシリーズだけでなく、GoldやRedシリーズなど、さらには容量別の用意もあるため、自身に合った商品を選んでみてください。