【SSD】SSDの容量はどの位がお勧め?1TBと2TBの違いやお勧め商品を紹介
公開日:2024/12/19 更新日:2024/12/25データの保存やOSのインストール場所として、近年ではSSDが選択されることが多くなっています。
かつてSSDは保存容量あたりの価格が高く、一般ユーザーはなかなか手が出せない時代もありました。
しかし、時代が進みSSDの価格が一般ユーザーの手の届きやすい範囲となってきたことで、ストレージ選択の自由度が高まってきているのです。
しかし、SSDの保存容量には様々なバリエーションがあります。
保存容量に応じて価格も変わるSSD製品をどのように選ぶべきか迷ってしまうというユーザーもいるでしょう。
この記事では、SSDの容量の選択についての考え方について解説します。
SSDの保存容量にはいろいろなバリエーションがありますが、手頃な価格で手に入り、導入しやすいのが1TBのSSDです。
以下のような使い方・使用目的でのSSDの導入の場合には、1TBのSSDがおすすめです。
・ゲーム用途
・文書やPDFなどのファイルの保管場所
・OSのみ・起動用のみの用途
それぞれ具体的に見ていきましょう。
パソコンを使ったゲームは、ゲームハードを使ったゲームプレイと同様に多くの人が楽しんでいます。
近年では高画質のグラフィック描画をスムーズに行えるGPUや、アクセス速度を高めたSSDを搭載したゲーミングパソコンも、パソコンのジャンルのひとつです。
ゲームのインストールとして1TBのSSDは良い選択肢となるでしょう。
ゲーム用のファイルは、ゲームプレイ中にアクセスされることから、高いアクセス速度を持つSSDがHDDよりも適切です。
また、1TBという容量は、価格と性能のバランスが取れたSSD製品を選びやすいという点が見逃せません。
大容量のディスク容量を必要とするゲームを複数プレイするというケースでは別ですが、限られたゲームをプレイするうえでは、1TBの容量は「必要十分」なディスク容量です。
パソコン内の文書(オフィスファイル)やPDFなどの保管場所としても、1TBのSSDは優れています。
特に、仕事用にパソコンを使っているというユーザーには良い選択肢となるでしょう。
文書やPDFは、一つ一つのファイルの容量はそれほど大きくないものの、業務を進めるうえですぐに開けることと、大量に保管しておけることが重要となります。
1TBという容量は、大量のオフィスファイル・PDFファイルを保管しておくことができ、さらにHDDよりも高速なファイルアクセスを提供してくれることから、適した選択肢であるといえるのです。
1TBのSSDは、OSのインストール・起動用ディスクとしても適しています。
Windowsのインストール場所としての利用が代表的な用途です。
OSのみのインストール場所として利用している場合、アップデートによってファイルサイズの増加はありますが、短いスパンで大量の保存データ増加は起こりにくいといえます。
そのため、1TBのSSDでも不足することはないでしょう。
コストを抑えつつ、OSのスピーディな起動、高速なOS動作を確保できる選択肢です。
1TBの倍の保存容量があり、大容量のファイルを扱えるのが2TBのSSDです。
2TBのSSDは、1TBのSSDと比較して価格が高くなりますが、その分大きなサイズのファイル・データを保存できることや、アプリケーションを保存しておけるというメリットがあります。
2TBが向いている人の使い方・使用目的は、以下のとおりです。
・パソコン内のデータドライブとして
・共有ファイルやバックアップドライブとして
・アプリケーションのインストール場所として
それぞれ具体的に見ていきましょう。
パソコン内のデータやファイルを保存するデータドライブとして、2TBのSSDは最適といえるでしょう。
近年パソコンでは、高画質の画像や長時間の動画などのファイルが頻繁に取り扱われます。
たとえば、スマートフォンで撮影する動画をパソコンで編集するような場合でも、数十分・数時間に及ぶ動画を扱うケースもあるでしょう。
1TBのSSDでは、こうした長時間・高画質の写真・動画データを保存するには心もとないケースがあります。
2TBの保存容量があれば、高画質の画像・動画ファイルなどを保存しても不足することはないでしょう。
ネットワークを通じて他のパソコン・デバイスのファイルを保存する用途としても、2TBのSSDは適しています。
すぐに使うわけではないものの、どこかに保存しておかなければならないファイルも珍しくありません。
また、現在パソコンで使っているファイルも、データの損失に備えてバックアップを取得しておくのが一般的です。
このような目的での「ファイルの集積場所」には、大きな保存容量が必要となります。
2TBという容量は、一般的なパソコンの保存データ量としては数台分に相当します。
そのため、2TBのSSDを共有ファイルの保存場所、バックアップドライブとして活用するのも有意義な使用方法です。
画像編集ソフトや動画編集ソフト、オフィススイートソフトなどのインストール場所としても2TBのSSDは適しています。
業務でも利用するケースがあるこれらの編集系アプリケーションは、インストールすると大きなサイズとなります。
また、大容量のファイルを編集する際には、アプリケーションへの高速なアクセスが作業効率を左右します。
2TBという大容量に加え、HDDよりも高速なアクセス速度を持つSSDは、これらの用途に適しているといえるでしょう。
この記事では、SSDの容量選択の考え方や、おすすめのSSD製品について解説しました。
SSDの容量にはバリエーションがあり、どちらを購入するか迷ってしまうケースもあるでしょう。
この記事で解説した内容を判断基準のひとつに取り入れ、自身の使い方に合ったSSDを選択し活用してみてください。