SATAは、2000年に策定された「Serial ATA 1.0」が初登場です。
Serial ATA 1.0以前は、多くのパソコンなどではIDE(Integrated Drive Electronics)、またはパラレルATA(PATA)と呼ばれる規格の接続規格が使用されていました。
上記からもわかるとおり、SATAは接続規格の中では比較的長い歴史があります。
パソコンのストレージの主流がHDDであった時代から使用されてきた規格です。
SSDについても、市場に登場した当初はSATAを採用した製品がほとんどでした。
このようなSATAの特徴は「幅広い採用事例」と「優れた互換性」を持っていると評価できます。
SATA SSDをあえて購入・利用する場合というのは、もともとHDDを搭載して販売されていたパソコンを換装する場合などがわかりやすいでしょう。
たとえば、データアクセス速度の向上を図りたいなどの理由でSSDに換装するようなケースです。
つまり、SATA SSDが活躍するシーンは、旧世代のパソコンにSSDを搭載したい場合や、後述するPCIe規格の端子・NVMeに非対応のパソコンなどでも高速なSSDを使用したい場合です。