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土星の環が消える!? おすすめ天文現象 2025年

公開日:2024/11/12 更新日:2024/11/23
2025年 おすすめの天文現象
2025年に日本で見ることができる天文現象のうち、天体望遠鏡で楽しめるものをピックアップしてご紹介します。また、3大流星群についてもご紹介します。 なお、詳しい情報は当社が運営する「88星座図鑑」サイトをご覧ください。 www.study-style.com/seiza/
火星最接近:1月12日
2025年1月12日、火星が地球に最接近します。今回は、2018年の「大接近」ほどではないですが、地球との距離が約9,608万キロメートルまで近づき、火星観察には絶好のチャンスです。 火星は、2024年後半から徐々に大きく明るくなり、11月以降に急速に大きく見えるようになります。 火星が地球からもっとも遠いときの見かけの大きさ(視直径3.5”)と比べ、今回の最接近時(視直径14.6”)には約4.2倍の差があり、十分に観察の価値があります。 東京では、1月12日の午後5時ごろに北東の空に火星が昇り、最接近となる午後10時37分頃には東南東の空で56°の高さに達します。月明かりがやや邪魔ですが、それでも火星はマイナス1.4等級で輝きます。ぜひ天体望遠鏡を使って観察し、スケッチや写真撮影にも挑戦してみてください。 ★
部分月食:3月14日
2025年3月14日に北米および南米で皆既月食を見ることができます。日本では、北海道、東北、北関東の太平洋沿岸部で小さな部分月食が見られます。 午後5時40分頃に月が欠けた状態で昇り、月の出後の3〜10分程度のわずかな時間だけしか見ることができないため、観測は難しいかもしれません。なお、月が半影から出てくる半影食は全国で見ることができます。 ★
土星の環の消失:3月24日
2025年3月24日、15年ぶりに土星の環が消える「土星の環の消失」現象が起こります。土星の環はとても薄いため、地球から見て土星を真横から見る位置になると、まるで環が消えてしまったかのように見えます。 しかし、この時期には地球から見て土星が太陽に近い位置にあるため、夜間は地平線の下に隠れ、観測が難しくなります。 また、5月7日と11月25日にも、土星の環が消失するタイミングがあります。5月7日は夜明け前の東の低い空に、11月25日は夜間に土星を観測できるので、これらの方が観測しやすいでしょう。 土星の観察には、倍率100倍程度の望遠鏡が適しています。今回は環が無い土星の観測なので、70〜100倍で十分です。できれば、口径の大きな天体望遠鏡を使うとより良い観測ができます。 普段から環のある土星を観察しておくと、今回の変化がより際立ち、感動も大きくなるでしょう。次に環が消えるのは2038年から2039年にかけてとなります。この貴重な機会をぜひお見逃しなく。 ★
皆既月食:9月8日
2025年9月8日の深夜から未明にかけて、全国で皆既月食が見られます。 皆既の時間も1時間20分ほどと長く、とても好条件の月食となります。日本で見られる皆既月食は、2022年11月8日以来3年ぶりとなります。 ★
スーパームーン:11月5日
2025年のスーパームーンは11月5日夜の満月で、2025年で最も月が地球に近づく満月となります。 満月になる時間は午後10時19分の予想で、地球と月の距離が約35.698万キロメートルとなります。2025年で最も月が遠ざかる4月13日の満月と比べ約14%大きく見えます。月が近地点を通過するのが、満月を少し過ぎた6日午前7時46分頃(距離約35.683万Km)になると予想されています。 月が一晩中昇っており、スーパームーンの観察にはとても良い条件ですので、5日夜から6日未明の大きくなった月を眺めてみてはいかがですか? ★
しぶんぎ座流星群:1月3日〜4日
3大流星群の1つである「しぶんぎ座流星群」は、12月28日から1月12日にかけて活動が活発になり、2025年は1月4日午前0時頃に極大を迎えると予想されています。月明かりの影響がなく、観測には非常に良い条件です。1月3日深夜から4日未明が観測のチャンスとなります。 放射点は北東の低い位置にあり、活動のピークも短いため大量の流星は期待できませんが、条件が整えば1時間に40〜50個ほどの流星が見られる可能性があります。 ★
ペルセウス座流星群:8月12日〜13日
3大流星群の1つである「ペルセウス座流星群」は、7月17日から8月24日にかけて活動が活発化し、8月13日午前5時頃に極大を迎えると予想されています。 2025年は、満月過ぎの明るい月が一晩中昇っているため、観測条件はあまり良くありません。それでも、北東の空にある放射点が高くなる13日深夜から未明にかけては、観測のチャンスです。 条件は厳しいですが、1時間に20〜30個の速い流星が見られると期待されています。 ★
ふたご座流星群:12月14日〜15日
2025年のふたご座流星群は、12月4日から17日にかけて活発となり、12月14日午後5時頃(前後する場合があります)に極大を迎えると予測されています。極大の時刻には放射点がまだ昇っていませんが、月明かりの影響が無いため観測には良い条件となります。15日の午前2時過ぎには月が昇ってきますが、新月に向かう細い月のため、影響は限定的でしょう。 極大は過ぎてしまいますが、放射点が高くなる14日午後10時頃から月が昇る15日午前2時過ぎまでが観測のチャンスとなります。条件が良ければ、天頂付近から四方八方にゆっくりと降るように流れる流星が、1時間に20〜30個ほど見られるかもしれません。 また、この時期には冬の大三角が夜空に輝き、さらに、明るい木星が放射点の近くに昇っています。流星観測の合間に、天体望遠鏡でこれらの天体も観察してみてはいかがでしょうか。 ★
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