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SDGs2024

公開日:2024/07/29 更新日:2024/08/09
世界中で取り組む「持続性」という考え方
皆さんはSDGsという言葉をご存知でしょうか。 これは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」という意味を持った言葉の略語です。 端的に表すなら「地球という一つの星で暮らしているのだから、世界共通でせめてこれだけは取り組んでいきましょう」といった考え方です。 17の施策を実現することで、地球での生活を長く持続可能(サスティナブル)できるように。 すべての生き物のことを考えたうえで、取り組むべき活動の事を指します。 貧困の撲滅や地球環境保護、エネルギーの節約などもこの取り組みに含まれています。 そんなSDGsという考え方はワイン造りにおいても一般的になりつつあるのです。
マス・ド・ジャニーニ/ルージュ・ブラン
南仏の生産者マス・ド・ジャニー二による箱ワイン。 なんと、箱ワインでありながらどちらもビオロジック栽培されているオーガニックワインです。 ルージュは平均樹齢50歳を超えたブドウをしており、軽やかさとジューシーさが楽しいワイン。 ブランはハーブや柑橘のニュアンスがあり、フルーティーで軽妙な仕上がりです。 どちらも冷やして飲むのがおススメです。 美味しくてたっぷり入っているのでついつい飲み過ぎないようご注意ください。
ドニーニ/ロッソ・ビアンコ
箱ワインならではのハイコスパ・イタリアワイン。 肩肘張らず気軽に飲めるのでデイリーワインにはもってこいです。 ロッソはコルヴィーナとメルローを主体とし、弾ける果実味とフレッシュさを味わえます。 ビアンコはガルガネーガ主体のすっきり系、暑さ厳しい日本の夏にぴったりです。 どちらも幅広い家庭料理に合わせやすいワインです。
デイリーワインとして大活躍の箱ワイン。 大容量でコストパフォーマンスも良く、晩酌時には欠かせない方も多いことでしょう。 実は箱ワインこそSDGsに向いているのです。 ワインは出来上がると様々な交通機関で世界中へ輸送されますが、その際に二酸化炭素が発生します。 また大半がガラスボトルを採用しており、ボトルを作る際には資源を、リサイクル時にはエネルギーと資源を消費します。 一方、箱ワインはガラスボトルよりもエコロジー。 ガラスボトルと違って形状が四角いため、通常のワインより積載量を多くできるので、車などが行き来する回数が減り、二酸化炭素の排出削減へつながります。 また箱の紙も再生紙を使っていることが多く、必要以上に資源を消費することもありません。 近い将来、「ワイン=箱ワイン」という常識になっていくのかもしれません。
ボーグル・ヴィンヤード/ピノ・ノワール
デ・ウェホフ/ボン・ヴァロン シャルドネ
ボーグルヴィンヤードは年間250万ケースをも生みだすアメリカの人気ワイナリー。 自社畑のみならず契約畑でもサスティナブルな取り組みへ転換を進めています。 スミレやイチゴなどのフルーティーさと、ほんのり香るオークが良いバランスです。 ボン・ヴァロンは150年の歴史を持つ南アフリカワインのパイオニア。 ワイン製造時、消費電力の多い冷却安定装置を使わないといった取り組みを行っています。 クリーンなシャルドネの味わえる佳品、牡蠣などと好相性。
ワイン造りにおけるサスティナブル、は様々な方面で多岐に渡ります。 栽培面で有名なのがリュット・レゾネ農法(必要に応じて最低限の農薬を使用する)でしょう。 また、水や資源・エネルギーの節約やリサイクル、生態系の保護、働く環境までも混みでサスティナブルな取り組みです。 現代では環境に配慮したワイン造りが不可欠です。
シエラ・デ・トローニョ/リオハ
パスカル・ブシャール/シャブリ ビオ
スペインのオーガニックワインは、造られる環境から凝縮感と味の強いワインになりがち。 しかしシエラ・デ・トローニョはブルゴーニュを思わせるエレガントな造りに。 味わいの根底にある酸がテンプラニーリョとは思えないバランスを成立させています。 ブルゴーニュ北部・シャブリで造られるオーガニックワイン。 ドラジェ独占輸入品のため購入できるのはこのウェブショップだけ。 洗練されたミネラルとふくよかな味わい、スムースな飲み口の癒し系シャブリです。
各国で定義は異なりますが、共通するのは「有機栽培を実施して化学薬品を使わない」という考え方です。 SDGs的には農薬を使わないことで、畑を長期的に使い続けられるようにする取り組みです。 昨今ではオーガニックワインも増えてきましたが、本来は生産がとても難しいものです。 天候や病害との闘い、また絶え間ない畑仕事の先にオーガニックワインは生み出されます。 だからこそその年の天候に影響され、土地の個性や作り手の味がダイレクトに反映される。 個性豊かで柔らかな味わい。それこそがオーガニックワインの持つ魅力でしょう。
シャトー・ローラン・ラ・ギャルド
マルセル・ダイス/ コンプランタジオン
ワインの王道・ボルドー地方でも自然派ワインが広まりつつあります。 シャトー・ローラン・ラ・ギャルドはクラシカルな味構成でありながらも口当たりの柔らかさが特徴的。 試飲時に味わいのクオリティ―とコストパフォーマンスの高さに衝撃を受けました。 マルセル・ダイスはアルザスでTOP3に入る自然派の生産者です。 混植混醸(複数の品種を混ぜて植えて収穫・醸造までを行う)で造られた珍しいキュヴェ。 要素の異なる複数のフルーティーさと、長い余韻が心地よく続きます。
自然派ワインは「できうる限り自然に近く造られたワイン」のことを指します 特徴的であるのがビオディナミ農法でしょう。 通常の有機農法より一歩踏み込んだ取り組みです。 ブドウ畑を一つの生命体と捉え、それを取り巻く環境全体での調和を図る。 そのために有機栽培や農薬不使用、天体の運行に応じた農作業、天然のプレパラシオン(調合剤)の使用、自然酵母による発酵などを行います。 人的介入を極限まで減らすことで、ブドウ本来の持つ生命力を引き出す。 それがビオディナミ農法の考え方です。 この農法を取り入れると、畑の土壌に有機物質が増えて動植物が溢れ、自然豊かな畑になります。 未来の人たちへ畑を引き渡す、と考えた場合、これ以上にサスティナブルな方法はありません。 そのため自然派ワインの味わいはオーガニックワイン以上に個性的。 「この葡萄でこの産地だからこういう味わい」といった固定概念では計れない世界です。 自分の五感を研ぎ澄ませてワインと向き合う。 そうして自分好みのワインと巡り会えた時、それは一生物の出会いとなるでしょう。