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どぶろくって誰が飲むの?

公開日:2024/10/22 更新日:2024/10/22
どぶろくって誰が飲むの?
私たちは、「市場にない商品を作れば絶対に売れる!」と信じて、地元の棚田米と湧き水を使った特別な「どぶろく」を商品化しました。アルコール度数8%の自信作です。でも、いざ市場に出してみると…思っていた以上に厳しい現実が待っていたんです。 まずは、宮崎県内の酒屋さんを一軒一軒訪ねて、商品の取り扱いをお願いする営業活動からスタートしました。しかし、ほとんどのお店では門前払い。話を聞いてくれるのは、10軒に1軒くらいの確率でした。そんな中、とある店主さんに言われた言葉が今でも忘れられません。 「宮崎でどぶろくを飲んでいる人、見たことある?うちの店でどぶろくが欲しいって言われたこともないよ」 この言葉を聞いてハッとしました。どぶろくが市場に出回っていない理由は、そもそもどぶろくを求めている人がほとんどいなかったからなんです。 それでも、やっとの思いで数軒の酒屋さんに置いてもらえたものの、次の壁が待っていました。商品を一度は買ってくれたお客さんが、なかなかリピートしてくれないんです。「どうすれば、どぶろくの魅力をもっと伝えられるのか…?」と、また悩む日々が続きました。
百貨店催事でチャンス到来!?
でも、ここで諦めるわけにはいきません!そんなとき、百貨店での催事に出店するチャンスが舞い込んできたんです。「これだ!」と直感しました。実際に試飲してもらえれば、どぶろくの美味しさや独特の風味を知ってもらえるかもしれないと思ったんです。 催事でお客さんと直接話しながら、試飲を提供してみると、少しずつ「美味しい!」「また買いたい!」と言ってくれるリピーターさんが増え始めました。お客様にどぶろくの背景や、使っている棚田米や湧き水の話を直接お伝えできることが、想像以上に効果的だったんです。 もちろん、これは簡単なことではありませんでした。催事ごとに現地に足を運び、何度も試飲を提供し、お客さんの反応や声を聞きながら商品を改善していく。そんな地道な作業が続きました。でも、この経験を通して、私たちが学んだのは、「商品の質はもちろん、それをどうやって伝えるか」が本当に大事だということです。 私たちのどぶろくは、ただの「お酒」ではなく、地元の恵みを活かし、高千穂の歴史と文化を詰め込んだ特別なものです。その魅力を直接伝えることができたことで、本当に分かってくれる方々に出会えたと感じています。