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山ぶどうかごバッグのできるまで
収穫
当店のつる細工は全て山形産。
山ぶどうの皮は1年に一度
限られた時期のみしか収穫できません。
梅雨の蒸し暑いこの限られた時期を逃すと
又来年まで待たなくてはなりません。
きれいで質の良い皮をはぐことができないのです。
この時期は社長自ら山に
入る日も少なくありません。
梅雨の時期の山は蒸し暑く、
大量の蚊や蜂などが発生するため
虫除けを腰に下げての作業になります。
乾燥
収穫したぶどう皮は束ねて乾燥させます。
この材料が1年間の
つる細工の材料となるのです。
山形県産(国産)山ぶどうは
限られた数量しか採取出来ないため、
材料となる山ぶどう皮は
とても貴重なものとなります。
編み
編み始める前にひごを作ります。
乾燥させた皮は水に浸し柔らかくします。
特にアジロ編みは
作品の大きさに合わせた同じ太さのひごに
一本一本カットしなければなりません。
大きいかごになればなるほど材料の選別など、
ひご作りは大変な作業となります。
いよいよ編み方に入ります。
木型を作り、木型に合わせて丁寧に編んでいきます。
あとは編み手さんの長年の技術とセンスが生かされ
たくさんの作品が出来上がります。
当店の山ぶどうをはじめとする、
つる細工製品の全品材料・製作は
地元素材と職人の手による
昔ながらの工芸品です。
こちらは3〜4年たったもの。
特に何かを塗ったり毎日磨いていることもありません。時々、ブラッシングや手でさすってあげているだけです。年月を経るともっともっと黒く艶がでてきます。
お財布も毎日手に取るものだから少しずつに手になじんできます。
特選透かし編みの手かごのアップです。
だいぶ使い込んでツヤツヤですね。
ざっくり編んだあじろのかごです。
年数を経て味のあるかごになりました。
当店ご購入より7〜8年(?)くらい経過し持ち手の修理を承りました。
亀甲柄が浮き出て個性的なかごに育っています。
こちらもいい色に・・・
コロンとした朝顔型がかわいいいです。
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当店の山ぶどう、その他のつる細工は全て国産材料、
地元、(一部地元近辺)の職人が手作りで製作したものです。
編んだばかりの山ぶどうかごの皮肌は肌色に近く毛羽やささくれがありますので、気になる部分はハサミなどでカットし、時折ブラシや亀の子たわしなどで磨いていただいたり、布や素手でさすってあげるだけで少しずつ艶が出て、毛羽やちいさなささくれは目立たなくなってきます。
恵まれた気候で育まれた地元の材料を使用している為、年月を経るとつややかな美しいかごに育っていきます。
持ち手は使用頻度によってゆるんだり切れたりする場合がありますが、その場合は修理も承っております。