犬用サプリメントを選ぶ際には、いくつか注意すべきポイントがあります。人間の健康食品と同様、愛犬に与えるものですから慎重に見極めましょう。
① 添加物の有無をチェックする: 成分表をよく読み、不要な添加物が入っていないか確認します。人工保存料や着色料、香料が過剰に含まれているものは避けた方が無難です。もちろん製品によって多少の保存料等は必要ですが、「〇〇フリー(○○無添加)」と明記されているものや、天然由来の成分で調整されているものが理想です。またキシリトールなど犬に有害な成分は人間用製品には入っていることがあるので、間違っても人間用サプリを犬に与えないようにしましょう。
② 主成分と含有量を確認する: パッケージや公式サイトに記載の主要成分とその含有量をチェックします。例えばグルコサミン○mg配合と書かれていれば、量が十分かどうか専門サイトや文献で目安量を調べるのも良いでしょう。極端に含有量が少ない製品は効果が出にくく、逆に多すぎるものは過剰摂取のリスクがあります。特にビタミンAやDなど脂溶性ビタミンは過剰症に注意が必要です。「たくさん入っていれば良い」というものでもないため、適切な量かバランスかどうか見極めましょう。
③ 信頼できるブランドか: できれば獣医師や専門家がおすすめしているブランドや、実績のあるメーカーの製品を選ぶと安心です。前述のペッツパークのように獣医師監修で開発され、海外でも高い評価を得ているブランドは信頼性が高いと言えます。また国内産か海外産かも判断材料です。
④ 愛犬との相性: これは実際に使ってみないと分からない部分もありますが、アレルギーに注意しましょう。初めて与えるサプリはごく少量から始め、様子を見ることをおすすめします。また錠剤を嫌がる子もいます。愛犬が無理なく続けられる形状かどうかも含めて選ぶと良いでしょう。
これらのポイントを押さえて選べば、「買ってみたけど失敗した…」という事態はかなり防げるはずです。ラベルの読み方や成分の知識に不安があれば、ペット栄養管理士や獣医師といった専門家に相談しながら選ぶと間違いありません。