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【犬猫の一日・ヒトの一日】パートナーが健康であるように・・No61

公開日:2025/04/04 更新日:2025/04/04
【犬猫の一日・ヒトの一日】
パートナーが健康であるように・・No61
この冬も何人かのお客様のパートナーが虹の橋を渡ったことを伺い、心を痛めております。 また今現在闘病中の方からもお電話をいただき、対応させていただいております。 厳しい寒さでしたので、堪えたのだと思います。やはり冬と夏に体調を崩すパートナーが多いのは事実です。 皆さまもどうぞお大事になさってください。 闘病中の方のお話しですが、 「立ち上がっても、よろけて倒れる」 「下痢が続いて、心配だ」 「食欲が無くなり、手を替え品を替え食べられる物を探し探ししている。毎日ミキサーで食べ物を砕き、シリンジで口から入れています」等々・・。 その飼い主様たちも 「仕事の昼休みの時間に様子を見に帰っています。3階まで上りながら死んではいないかと毎日ハラハラしています」 「(お医者さまで)医院を休診にしたり、時間を短縮したりして、犬の面倒をみている」 「(痴呆が始まっているので)毎晩夜泣きをするようになった。主人と交代で起きています。こちらが病気になりそうです」と必死に愛犬猫の看病をされています。 そして、お話しくださる飼い主様は、皆電話の向こうで涙声になるのです。わたくしも同様の経験があるものですから、グッとくるものがあります。 飼い主様の愛情の深さを感じながら、犬猫の寿命の短さを思い知る日々です。
■犬猫の一日はヒトの2~3日に当てはまる
以前にも書きましたが「酸素を多く消費する動物ほど寿命が短い」という説があります。   これは、「酸素を多く消費する」=「活性酸素(悪玉酸素)を多く作る」=「病気や老化の原因」となるという説です。   犬猫はヒトより「心拍数」も「呼吸数」も多いのです。それによって血液が身体を一周する時間も早いのです。 これは何を意味するかといいますと、ヒトの2~3日分の仕事を彼らは一日でやってしまう勘定になります。「犬猫の一日はヒトの2~3日に当てはまる」ということです。 短絡的にだから寿命が短いという断定はできませんが、これも一つの可能性と考えられています。 となりますと知らなくてはいけないのは、パートナーが年老いたときの飼い主様の対処法です。私たち人間は一年間で急に老け込むことはあまりありません。 中年になって「何かしら身体が重い」「疲れやすくなった」「物覚えが悪くなった」などの不定愁訴を覚えはじめ、徐々にトシを感じるようになっていきます。   しかし彼らのサイクルはヒトのそれよりも早いのです。   ですから、以前はジャーキーや肉類などの高タンパク・高脂肪食を容易に受けつけていて、ちゃんと消化もでき吸収もできていた身体も、短期間でそれをしっかりと代謝できないくらいに衰えていることもあるのです。   いわゆる「ガクン」と悪くなることが多いのです。
■彼らの一日一日のサイクルは早いのです
このことを実感したのは、お客様からのお問い合わせで、年老いた犬猫たちがクプレラを与えているのに「湿疹ができた」「アレルギーが現れた」というご質問を承りました。 これは、クプレラフードの成分が変わって、アレルギーがでるようになったのではなく、加齢とともに身体全体の免疫系、代謝系の機能が落ちてきているからです。 その飼い主さんは習慣的にいつものようにフードをあげて、鶏のささみやジャーキー、果物などのおやつをあげて、たまには人間の食べるものもあげていたそうです。 今までは、タンパク質も脂肪も上手に消化されていたのだと思います。 しかしある時、代謝が弱まってくると、腸内に未消化のタンパク質として残ります。 これがアレルギーの原因といわれている物質です。 アレルギーだけではなく、タンパク質ですから腸内で腐敗し、毒素を出すようになります。これを解毒しようとして肝臓は仕事量が増え、そのため肝臓を痛めます。この未消化タンパク質は大腸ガンのリスクも高めます。 ヒトの物差しで計っていると、このことは分かりませんが、彼らの一日一日のサイクルは早いのです。 年老いてくると一年前(もしくは数ヶ月前)のやり方(飼い方、食事内容、散歩や運動など)は、もう合わなくなっているのかもしれません。   このことに気付いてやれるのは、飼い主さん以外にいません。彼らは飼い主さんに従って、与えられたものを食べ、散歩をし、生活の場も規定されているからです。 だから、老いを感じるようになった犬猫を飼っている飼い主さんにお伝えしたいのは、ヒトの物差しで計るのではなく、彼らの様子を見て、観察して、対応してあげて欲しいということです。
■老いを感じたときの注意点
①高タンパク質・高脂肪のおやつ、食事は避けましょう。 ジャーキー、ささみなども要注意です。低カロリーのビスケットやジャーキーなどに替えます。 ②食事は清浄で正しいフードを与えます。 上質なフードを適量食べることをお勧めします。 個体によってはサプリメントを使用することは必至です。特にSOD(活性酸素除去)が含まれたもの、消化吸収を助けてくれる「消化酵素」「腸内環境改善(乳酸菌)」「ビタミンC」系のサプリメントをお勧めします。また「有機ゲルマニウム」が特にお勧めできます。 ③適度な散歩や運動は大切です。 他のヒトや犬猫に逢うことは犬猫には刺激になり、ボケ防止にもなります。 ④規則正しい生活を心掛けます。 老いるといつもと変わったこと、新しい環境に馴染みにくくなります。昨日と今日と明日が変わらない毎日が、彼らは一番落ち着くのです。
■大切にしたい一日一日
飼い主である皆さまもよくお分かりになるでしょうが、7~8年なんてアッという間です。 「小さい頃イタズラして、よく××を壊した」「×歳の時に交通事故に遭い、死にそうになった」「重い病気を患って死ぬか生きるかだった」という思い出は、どの子たちにも沢山あるはずです。 色々なことがあった彼らも、今では家族にとってなくてはならない存在になっていることでしょう。 そんな彼らと「一日でも長く、ともに一緒に生きたい」、これはどの飼い主さんにも共通の願いです。 私たちヒトの一日と彼ら犬猫の一日は、テンポが違います。そう考えると、彼らとの一日一日を大切にしてあげたくなりますね。