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【総合栄養食という落とし穴】パートナーが健康であるように・・No48

公開日:2025/02/20 更新日:2025/03/15
【総合栄養食という落とし穴】
パートナーが健康であるように・・No48
ペットフードの分類で、「総合栄養食」という言い方をするものがあります。 例えば、クプレラのペットフードは全て「総合栄養食」と銘打たれております。 市販のペットフードの多くは「総合栄養食」です。   今回は、この総合栄養食について、考えてみたいと思います。 まずペットフードは、その目的別に以下のように分類されています。
■総合栄養食
そのフードと水だけを与えていればペットの栄養がまかなえるフード。総合栄養食と表記するためには、ビタミン・ミネラルとアミノ酸が強化されています。 総合栄養食と表示するためには、栄養基準に合致しているかを分析によって確認するか、動物試験(給与テスト)によってメーカー自身が確認することになっています。
■間食
おやつ、スナックなどのフード。与える量は、一日のカロリー必要量の20%以内に抑える必要があります。
■その他の目的食
上記以外のフードは、「その他の目的食」に分類されます。 ○副食・おかずタイプ・・ 嗜好性増進などを目的としたペットフードで、「栄養補助食」「副食」「一般食(おかずタイプ)」「一般食(総合栄養食と一緒に与えてください)」などと表示されます。 ○栄養補完食・・ 特定の栄養の調整やカロリーの補給などを目的としたペットフードで、「栄養補完食」「カロリー補給食」「サプリメント」などと表示されます。 ○特別療法食・・ 栄養成分の量や比率などを調整することによって、特定の疾病等に対して食事療法として使用することを目的としたペットフードで、獣医師の指示のもとに給与されます。 「総合栄養食」と認定されるには、動物試験が行われていると書いてあります。どのような内容かを調べてみました。 米国の基準となるAAFCO(米国飼料検査官協会)の給与試験の方法についての、記述をご紹介します。 AAFCOは、以下の主要な3つの項目に関して検証します。 ①栄養不良の病理的な兆候 ②ヘモグロビンなどの血液特性 ③それぞれのライフステージにおける適当な体重の変化 以下は給与試験の例です。
■メインテナンス用フードの給与試験の条件
最低8頭の健康な成犬猫(1歳以上)に試験対象フードのみを与える。 この試験は26週間(6ヶ月半)行われる。試験前後に個々の犬猫の全体的な健康状態、体重、血液特性(猫の場合はタウリンも含む)等の健康診断が行われる。 もし、動物に栄養不足や過多の医学的、病的な兆候が見られれば、給与試験は不合格とされる。 簡単に言いますと、AAFCOの方法では8頭の健康的な犬猫に、約半年間同じペットフードを与え続けて、その経過をみるということです。 血液検査もするようですし、明らかな病的な兆候がないかもみるようです。 また、体重の増減についてもチェックをするようです。 そして、そこに異常がなければ、「総合栄養食」として流通されるわけです。 しかし、試験期間が「半年」という短さでは、アレルギーなどが発症する前に試験が終わる可能性もあるのではないかと思われます。 それはアレルギーに限らず、ガンでも、腎臓病、肝臓病、心臓病などでも同じです。 また、最低8頭の犬猫とあります。これも数が少ないのではと思います。 本来ですと、遺伝性疾患の事まで考慮にいれると、数世代にわたっての経過観察が必要になるかと思います。 しかしそこには問題があり、メーカー側にも経済効率の面からそのような時間がとれないということ、またこれは一つの動物実験でもありますから、その面からも難しさがあるのではないでしょうか。   さて、長々と前振りのようなことを書いてまいりました。   皆さまにご理解いただきたいのが、メーカー側は至極簡便な方法でもって、「総合栄養食」として認定して、世に出しているという事実です。      そこで問題なのが、多くの飼い主さんが「総合栄養食」と書かれたフードを与えていると、「ああ、新鮮な水とこのフードさえあれば、十分なのね。このフードだけで栄養が満ち足りているのね」と安心されてしまうことです。 「総合栄養食」とは、犬と猫が暮らしていける最低限の栄養素が保証されたものと、ご理解ください。 もちろん、クプレラはそのハードルを非常に高い所に設定しております。
■考えてもみてください。
皆さん 考えてもみてください。 チワワからピレネー犬まで、同じ食事で栄養素が足りるでしょうか?   一頭一頭、環境も、病歴も、生育歴も違う中で、同じ食事で事足りるでしょうか?  それがどんなに高いレベルのペットフードでも難しいと思います。一頭一頭、みな違う個体を持っているのですから、それに合わせたものが必要なのです。 では、私たち飼い主は実際どうすればいいのかと言いますと、「サプリメント(栄養補助食品)」を上手に使っていくことです。 ここがポイントです。 『総合栄養食は、そのフードと水だけを与えていればペットの栄養がまかなえるフードですが、それだけでは本当は完全ではありません。 その欠けているところを埋めて、個体差をカバーし、パートナーが生き生きと健康的に暮らしていく為には、サプリメントを上手に足していくことが必要です。』 ソフィアでは、「ビタミン」「ミネラル」「酵素」「ハーブ」「アミノ酸」「オリエンタルハーブ(東洋的栄養補助食品)」等々、それぞれの個体に合うように100種類以上のサプリメントを取り揃えています。  どうぞ、「総合栄養食」を食べているからと安心しきらないでください。 若く、健康なうちから、必要な栄養素をさらに足してあげることで、「病気を予防する」ことが可能になります。サプリメントのこと、食事のこと、病気のことなど遠慮無く、当社までお尋ねください。