世界の節句と小さな飾りで楽しむ祝い方

節句といえば、日本では「ひな祭り」や「端午の節句」が有名ですが、世界にもさまざまな節句があります。 今回は、日本を含めた5つの国の節句と、それぞれの祝い方をご紹介します。 特に、飾る楽しみがある節句を中心にまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

日本の節句といえば、まずはひな祭り。女の子の健やかな成長を願う行事で、雛人形を飾るのが特徴です。 最近では、大きな七段飾りではなく、玄関やリビングに置けるコンパクトな雛飾りや、ガラスケース入りの小さなものも人気。 お孫さんへのプレゼントにもぴったりですね。

（旧暦5月5日） 中国の端午節（たんごせつ）は、詩人・屈原を偲ぶ日。日本の端午の節句とルーツが同じですが、飾るものが少し違います。 香り袋（香囊）や、赤い糸で編んだお守りを飾るのが伝統。最近では、ミニチュアサイズの龍舟（ドラゴンボート）の置物も人気です。

（12月13日） 北欧の冬の祭り「セントルシア祭」は、光の女神・ルシアを祝う日。 少女たちは白いドレスを着て、ろうそくを灯した冠をかぶります。 この時期、北欧では窓辺に白いスター型のランプや、ルシアを模した人形を飾るのが伝統です。 北欧インテリアが好きな方なら、お部屋のアクセントとして取り入れても素敵ですね。

（11月1日〜2日） 日本のお盆に似たメキシコの「死者の日」。カラフルな祭壇（オフレンダ）を作り、故人を迎えます。 ガイコツの人形や、オレンジ色のマリーゴールドの花を飾るのが特徴。 最近は、カラフルなガイコツモチーフのミニチュア雑貨もあり、可愛らしく飾ることができます。

（旧暦8月15日） 韓国のお盆ともいえる「秋夕（チュソク）」は、家族が集まり、祖先を祀る日。 食卓には松餅（ソンピョン）という餅を並べ、お供え物を飾ります。 最近では、伝統的な布地「ポジャギ」を使ったインテリアや、松の葉をあしらったナチュラルな飾りが流行。