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伝統の意匠を日常の中に

公開日:2025/02/19 更新日:2025/02/26
高岡市の伝統的工芸品である「高岡鋼器」。 歴史の中で育まれ、愛されてきましたが、 仏具や茶道具の需要が減った現代では、 どこか古めかしく、近寄りがたいと感じる方もいるかもしれません。 しかし、高岡銅器の昔ながらの意匠には、 新しい息吹を吹き込まれ、現代の暮らしに溶け込むデザインに 生まれ変わったものが、実は数多くあります。 日常生活にも取り入れたくなる、 今に息づく伝統の意匠をご紹介いたします。
香炉から生まれたキャンドルカバー
亀甲模様からもれる光が印象的なキャンドルカバー – まほろば。 もともとは「亀甲透かし香炉」という 亀甲の透かし彫りが施された香炉でした。 職人の卓越した技術が光る本体の透かし部分を 現代風にアレンジし、 キャンドルカバーとして生まれ変わらせました。
現代のライフスタイルに合わせることで、 約400年受け継がれてきた伝統工芸の技術を 身近に感じてもらいたい、 そんな思いから生まれた製品です。 亀甲は、古くから縁起の良い柄として 広く親しまれてきた意匠。 そんな歴史ある意匠が、 キャンドルの灯で印象的な空間を創り出す 装置として働きます。
暮らしに寄り添う小さな獅子
尾を立て、大きく口を開けて香を咥えた 雄々しくもどこか愛らしい表情の獅子の香立。 もともとは香炉の蓋に付けられていた獅子のつまみを 香立としてアレンジしました。
神々の使者や護衛の象徴とされ、 神社仏閣で用いられてきた獅子の意匠。 現代の一般家庭では、香炉を使う機会が少なくなりましたが、 コンパクトな香立に姿を変え、 日々の暮らしに寄り添う存在になりました。
美しいフォルムが空間を引き立てるそろり
古くから茶席の花入れとして 使用されてきた花器「曽呂利(そろり)」。 すらりと伸びる長い首、やわらかにふくらむ胴の 美しいフォルムが特徴です。 長らく分業制であった高岡銅器では、 能作で鋳物を造り、 別の専門の職人がその鋳物に 着色や彫金を施していました。
そろり – L・Sは、そろりの美しいフォルムを生かし、 熟練した職人が一つひとつ丁寧に ヘアライン仕上げを施すことで、 あえて着色をせず、 真鍮という金属が持つ美しさを最大限に引き出した製品です。 しなやかな流線型のフォルム、凛とした真鍮の佇まいは、 和室だけでなく洋室にもよく合います。
時代が変わっても受け継がれていく花器
大きく胴が膨らんだ「みつぼ型」の花器の一種、花みつぼ。 時のうつろいの美を、高岡市に古くから伝わる 着色技法で表現しました。 花みつぼは、展示会に飾る商品を探していたスタッフが、 旧社屋倉庫の古いガラスケースの中から 見つけたものです。 当時は販売されていない花器でしたが、 型が残っていて製造することが出来るということで、 再び製造することになりました。 小ぶりでありながらしっかりとした重量感のある シルエットを活かし、金茶と黒茶の2色で展開しました。 一つひとつ手作業での着色を施しており、 一つとして同じ表情のものはありません。
再び販売されることで伝統が引き継がれることとなりました。 時代が移り変わっても大切に受け継いでいきたくなる 生活に溶け込む意匠です。
伝統の意匠で暮らしに変化を
今もなお大切に受け継がれている高岡銅器の美しい意匠。 新たな姿に生まれ変わった伝統の意匠を 日々の暮らしに取り入れ、 彩りと変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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