牛革は皮革製品の中で、最も多く使用されます。牛革の種類は次のように分類されます。
生後6jか月以内の子牛の皮、カーフスキンを鞣した革のことをいいます。とても高級な革です。
肌がとても細やかなので手触りもしなやかで美しい。厚みは0.6~0.9mmと薄く、婦人パンプスや高級紳士靴に使用されます。
生後6か月以降の1年ごろまでの中牛の皮、キップスキンを鞣した革のことをいいます。厚みは0.8~1.3mmと比較的薄く、カーフ同様に婦人パンプスの華奢なものから高級紳士靴までに使用されます。
生後3~6か月の間に去勢した、満2歳以上の牡の成牛の皮ステアハイドを鞣した革のことをいいます。厚みは3~4mmあります。ですので必要な厚みに剥いで使用され、もっとも多く供給されています。タウンシューズからスポーツ系の靴まで幅広く使用されています。
生後約3年以上の牡牛の皮ブルハイドを鞣した革のことをいいます。
厚手で繊維も粗いためあまり靴の甲革には使われません。
生後2年以上の牡牛の皮、カウハイドを鞣した革のことをいいます。ステアに比べて薄手で肌理が細かいのが特徴です
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