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2010年 グァテマラコーヒー農園視察 その11 3日めの晩ごはんは…

公開日:2024/09/13 更新日:2024/09/14
2010年秋に、念願だったコーヒー農園視察のためグァテマラに行ってきました。 帰ってから、メルマガでお客様のご報告したのですが、それだけで消えてしまうのはもったいないので、報告資料として残すことにしました。 少し長いのですが、ご興味のある方はご覧くださいませ。
===================== こんにちは。しげとしです。 今日は、グァテマラ3日めの晩御飯の模様です。 その夜は、グァテマラ・シティに戻って 近所のレストランで夕食でした。
==== 2024年 追記 =========== ページのお引越作業をしていて思い出したんですが、子供が二人で夜遅くに花売りをしてたんで、買おうかなぁ…と思ったところ 「買っても悪い大人の資金源になるだけで、子どもたちには入らないからやめとけ」 と言われました。 こうしてコーヒー生産国に行くと、世界の不公平について考える機会があります。 若者たちが、悪い大人たちに都合良く使われたり… グァテマラ・シティのような大都市は危険な空気がすぐそこにあったり… もっとちゃんと説明するとすれば、コーヒーの不公平は昔からあって… 1,コーヒーの価格はアメリカやイギリスのマーケットの相場で決まっていたため、コストを下回る価格で取引されることもあった。1年かけて収穫したコーヒーが相場の下落で生産コストを下回って、収穫までにかかったコストを払えなくなったコーヒー農家の夜逃げが多発した。 2,たとえコーヒー相場が高くても、相場が高いと銀行で借りたお金で新しくコーヒー農園を始める人がたくさん出て、苗を植えて3年後の実がなる頃に、みんないっぺんに実って需給バランスが崩れて大暴落するため、コーヒー豆は価格高騰と大暴落を繰り返すことが多かった 3,市場の価格に振り回されて、コーヒー栽培に安定したコストを透過することができないため、マーケットの相場で価格が決まるコーヒーの品質には限界があった そんな状況の中で、「おいしいコーヒーを私達が、この先も販売し続けるためにはどうしたらよいか?」ということで始まったのが、スペシャルティコーヒーの動きだと私は認識しています。 「コーヒーの販売員自身がおいしいコーヒーを見極めて、素晴らしいコーヒーには生産コストを上回る高い価格で買い付ける」 「できるだけ長期的に買付して、顔の見えるゆるやかな信頼関係を構築できるようにコーヒーの販売員自身が努力する」 「コーヒーの販売員自身が、おいしいコーヒーを最終消費者の『お客様に楽しんでいただく』ということを最優先に考えれば、すべてが生産者の幸せにつながる」 などです。 コーヒーの問題は、「チャリティ」ではなく「ビジネス」で取り組むべき課題です。
他にも… まず、地方のコーヒー農園は儲からないので、能力のある若者は都会に出る → 都会は競争が厳しいので、地方から出た大半が脱落して社会からはみ出て、麻薬、売春、犯罪に手を染める → 大都市は貧富の差が開き、犯罪に溢れてスラム化する → 地方は若者がいなくなり空洞化する → 大都市のスラム化と地方の空洞化で、貧しい国がさらに貧しくなる という問題があります。 これを「チャリティ」で解決しようという考えもあります。 しかし、チャリティは、うまく行ったのを見たことがありません。 例えば、コーヒーの世界では… ・世界中で好景気が続くと… → 世界は良い人が多いので、貧しい国でチャリティ事業が始まる → 何年かすると不景気がやってきてチャリティが破綻する → チャリティ事業を信じて投資した貧しい国の人が、更に貧しくなる という不幸せな話を、昔から見聞きしてきました。 豊かな国は資本主義なので、好景気と不景気が波のように繰り返してやってきて、好景気だけが続くことはありえないんです。 しかし、コーヒーを正しい価格で買い付けて、お客様に喜んで頂ける形で販売したらどうでしょうか? 地方は収入は低いですが、地方は生活費が安いので「収入が少なくても地元のコーヒー農園で働きたい」という人は、案外多いんです。 だから、もっともっと、お客様においしいコーヒーを楽しんでいただき、よりよい世界を作りたいと私達は努力しています。 現在は、世界中で広がる病害虫や気候変動の悪影響や、中米で広く見られるピッカー不足による悪影響でスペシャルティコーヒーは品質、価格ともに難しい状態が続いているように見えます。 ここでも、 「コーヒーの販売員自身がおいしいコーヒーを見極めて、素晴らしいコーヒーには生産コストを上回る高い価格で買い付ける」 「できるだけ長期的に買付して、顔の見えるゆるやかな信頼関係を構築できるようにコーヒーの販売員自身が努力する」 「コーヒーの販売員自身が、おいしいコーヒーを最終消費者の『お客様に楽しんでいただく』ということを最優先に考えれば、すべてが生産者の幸せにつながる」 という、お客様においしいコーヒーを楽しんでいただくことで、未来につなげてゆきたいと思います。 ==== 2024年 追記 ===========
誰かが「ラム酒の良いやつがショットで飲める店がある」というので 普段は飲まない私も行ってみることに、、、
そんなわけで、 グァテマラ農園視察3日目の夜は過ぎて行ったのでした。 では、また。 ===================== その12に続きます。
更新日11/2111/1411/20集計