23周年　ありがとうございます

こんにちは。しげとしです。 おかげさまで、本日　2月22日に、しげとし珈琲　楽天市場店が23周年を迎えることができました。 栄枯盛衰の激しい楽天市場で、わたしたちのような小さなお店がここまで営業を続けてこられたのは、ひとえに「コーヒー好き」のお客様のおかげです。 本当にありがとうございます。 振り返りれば、インターネットのウェブサイトを立ち上げたのは2000年、しげとし珈琲を自家焙煎の喫茶店として立ち上げたのが1998年（平成10年10月）でした。 今はインターネット専業でスペシャルティコーヒー専門のコーヒー豆販売店にさせていただいておりますので、楽天開店前からご愛顧いただいているお客様にも楽天市場店でご利用いただいております。 今日を一つの通過点としてとらえて、これからもお客様においしいコーヒーをお楽しみいただけるように「あたり前のことを当たり前に」「誠実に、ひたむきに、忍耐強く、そして愚直に」と心がけて、日々コーヒーに取り組んでまいります。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 今年は私達のようなスペシャルティコーヒー専門店にとって「難しい年」になると予想しております。 かねてから、アメリカのインフレの影響で中米の労働力が北米に働きに出てしまいコーヒーの収穫期に中米で労働者（ピッカー・摘み取る人）が集まらない事によりコーヒーの摘み取りができなくて中米のコーヒーの品質が下がりつつも価格だけが上がっていること。 それに加えて、昨年秋から気候変動の影響でブラジルで干ばつが起こりニューヨークのコーヒー先物市場が上がり続けて最高値を更新していること。 そして現在進行形で起こっているのは、中米の収穫が進んでいる中で気候変動の影響で大幅に減産するのがわかってきたこと、などです。 国によっては、収穫量が事前の予想の3割ほどしか収穫がないことも報告が上がってきています。 スペシャルティコーヒーだけでなく、コモデティコーヒーやコンビニのコーヒー、インスタントコーヒーに至るまで、すべてのコーヒーの価格が上がり、それに反して品質の維持が難しい状況になることを、私達は心配しています。

実は、私達にもすでに影響が出始めていて、いつも輸入しているイギリスのトレーダーのシンガポール支店から契約を進めていたブラジルのコーヒーについて 「価格の上昇が激しくて先行きが見えないので、今年は買うのをやめました」 という連絡が来て、突然、今年の輸入がダメになりました。 コーヒーは毎年収穫をする農産物ですので気候変動や世界の情勢の影響が大きく、最近のように難しい情勢だと「おいしいコーヒーをお客様にお届けする」ことが難しいことをあらためて感じます。 ただ、こんなときだから、「日頃培ってきたコーヒーの実力が問われるのではないか？」と私達は思っています。 状況に流されることなく、日頃から培ってきたコーヒーの技術を最大限に活かして「品質第一」で、お客様に「おいしいコーヒー」をお届けできるように精一杯努力してまいります。 私達は今まで「おいしいコーヒーで温かさを作りたい」と考えて努力してまいりました。 これからもお客様においしいコーヒーをお楽しみいただけるように「あたり前のことを当たり前に」「誠実に、ひたむきに、忍耐強く」と心がけて、日々コーヒーに取り組んでまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。 2025年2月22日 有限会社しげとし珈琲　　重歳　修