乾燥ケアに、シートマスクを愛用している方も多いのではないでしょうか?「手軽にうるおい補給ができる!」と人気ですが、その効果についてはさまざまな意見があります。
最近、「シートマスクで真皮層まで潤いが届く」との発言が話題になりました。でも実際のところ、そんなに深くまで浸透するのでしょうか?
肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層でできています。化粧品の成分は基本的に「表皮」までしか届きません。「真皮まで浸透する」といった表現は、薬機法的にも難しいところです。
つまり、シートマスクの役割は角質層までのうるおい補給。しっかり保湿することで肌の調子を整えることはできますが、「劇的に肌が変わる」といった期待は控えめにしましょう。
シートマスクは便利ですが、使い方を間違えると肌トラブルの原因になります。シャレコの肌相談でも、シートマスクの使いすぎでバリア機能が弱まり、カサカサになったり、ベタついたりするケースが多く見られます。
✔ 毎日長時間使用する
→角質層の水分・油分バランスが崩れバリア機能が弱まる
✔ 同じ種類のシートマスクを長期間使い続ける
→高保湿成分、油分などで皮脂バランスが崩れる
→防腐剤の量が多く、蓄積しやすい
✔ 1パックに複数枚入っているタイプを長く開封して使う
→雑菌の繁殖リスクあり
シートマスクは手軽ですが、肌状態に合わせた水分や油分の調整はしにくいアイテムです。
そのため「メインのスキンケア」ではなく「プラスケア」に向いています。
季節の変わり目や肌が疲れたときにスペシャルケアとして取り入れるのがおすすめです。
「ドライマスクシート」は、
いつもの化粧水を使ってパックができますので、毎日のお手入れにお使いただけます。
とくに、敏感肌の方は、余分な成分や刺激の強い防腐剤を避けられるこちらを選ぶと良いですよ。
「水分アップ」を集中的にケアをしたいときにおすすめです!
シートマスクはスキンケアの強い味方ですが、過信せず、正しい使い方を心がけましょう。
年齢を重ねても健康で美しい肌を保つためには、シートマスクだけに頼るのではなく、自分に合ったスキンケア習慣を作ることが大切です。肌にやさしいケアを続けて、毎日心地よく過ごしましょう!