北海道産ホタテ貝柱 刺身の切り方（タテヨコ）

北海道産ほたての主産地はオホーツク、野付(根室海峡)、噴火湾の三ヶ所です。 オホーツク産と野付産は｢地撒き養殖｣で稚貝を海に撒き、天然同様に泳がせる養殖方法が主流。運動量が多く身の締まりも良いことから歯応えも楽しめますが、砂に潜るので砂噛みもあります。 噴火湾産は｢垂下式養殖｣で稚貝をロープ又はかごに入れて海中に吊るす養殖方法。地撒きと異なり動いていないので、締りは緩いですが、ほぼ砂噛みはありません。

ほたてのプリプリとした歯応えを楽しみたい方は、貝柱の繊維に沿うように「①タテ切り」(半月型)に。 逆に繊維を断つように貝柱を「②ヨコ切り」にすると柔らかい、とろりとした食感で召し上がりいただけます。

「②ヨコ切り」はとろりとした食感と旨味をより感じることができ、お刺身は醤油を少しだけ、さらに甘さ際立ちます。 オリーブオイルやビネガーソースも美味ですが、お好みのドレッシングで簡単時短で美味しい、カルパッチョもオススメです。

「①タテ切り」はプリプリとした歯応えも楽しめます。ソテーするさいに隠し包丁を入れると火の通りを加減しやすく、クリームシチューやグラタンにオススメです。

◆投稿者情報 このポストは 広島西部水産株式会社 EC店舗運営責任者の調理師 宮本伸彦 が投稿しました。 調理師免許 登録番号 ５９７８１