広島の代表的な海の幸、牡蠣は1500年代頃より養殖が行われ、現在では日本一の生産量を誇ります。
同じ収穫物でも畑により味が違うように、海のミルクと呼ばれる牡蠣もまた、牡蠣いかだの場所によって味が違うとされます。
広島かきの中でも、特にブランド力がある2つの産地についてご案内いたします。上図、安芸津の牡蠣は広島県内でも一番早い時期から水揚げされます。旬を迎える10月、ローカルニュースで報じられる頃【THE “R” month(rの付く月)】が訪れます。
沖に注ぐ大きな河川が近くにないため、この海域は塩分濃度の高いことが特長です。塩分濃度が高い海域で育った牡蠣は、小ぶりですが、磯の香りが濃く、身がしまり、しっかりとした味を持っています。
宮島周辺の牡蠣は、広島県内でも一番遅い時期に水揚げされることが多く、一級河川と海道が混ざり合う、世界でも希少かつ屈指の豊かな海域で育った牡蠣は、身は大きくプリプリで、濃厚な旨味を持っています。合わせて、干満差が4m近くあり、稚貝育成にかかせない日光浴など、養殖に最適な環境が揃っており、弊社の燻製【じごぜん牡蠣】はこの海域周辺で獲れたものを使用しています。
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その牡蠣いかだの下は、特に豊穣な漁場となり、美味しい穴子もよく獲れ、瀬戸内の漁師めしとして親しまれてきました(農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」に選出)。
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がんすと申し、冷凍でお届けします。冷蔵庫で半日ほど解凍してそのまま召し上がれます。きつね色に揚がったパン粉の香ばしさとサクサクとした食感、野菜の甘味が合わさり後を引く旨味が特徴です。
魚ロッケ(ぎょろっけ/佐賀県、大分県、山口県)や赤天(島根県)などと同じ魚カツの一つ。
薩摩揚げ(鹿児島県など)やじゃこ天(愛媛県など)と異なり、形状は薄く表面にパン粉をつけて揚げます。
古来、漁師町にはそれぞれの酒蔵に合う練り物がありました。美味しい練り物といえば銘店の笹かまぼこ、小田原かまぼこがございますが、全国各地の漁港に埋もれた、素晴らしい美味しさ、郷土食がございます。
まずは広島草津代表のがんす、美味しくどうぞ。
◆投稿者情報
このポストは 広島西部水産株式会社 EC店舗運営責任者の調理師 宮本伸彦 が投稿しました。
調理師免許 登録番号 59781