今回はコーヒー豆の「品種」に焦点を当てて、その違いと特長、味わいについて徹底的に比較していきます!
コーヒーと一口に言っても、世界中に100種類以上の品種が存在すると言われています。その中でも私たちが日常的に楽しむコーヒーは3種類に分類されます。
それでは、それぞれの品種について詳しく見ていきましょう。
世界中で最も一般的に愛されている品種がアラビカ種です。
世界流通量の約60〜70%を占めています。
栽培が難しい一方で、味のクオリティは高くレギュラーコーヒーとして親しまれています。
酸味と香りのバランスが取れており、繊細な味わいが特徴です。
世界流通量の約30%を占めています。
「ロブスタ」という言葉には「強さ」という意味があり、その名の通り病気や気候変化に強い品種です。
ただ、苦味が強くストレートではあまりおいしくないため、主にインスタントコーヒーや缶コーヒーの原料として使用されます。
全体の流通量の約1%という希少な品種で、日本ではほとんど見かけません。
栽培が難しく、味の評価もあまり高くないため、人気もありません。
コーヒーの品種はアラビカ種とロブスタ種の2種類だと覚えていただいて大丈夫です。
同じコーヒー豆でも、アラビカ種とロブスタ種では味わいが異なるのはなぜでしょうか?
その違いを生む要因は豆に含まれる【成分】です!
まずは「糖分の量」
味の良さを引き立てます。
比べてみるとアラビカ種の方が多くなります。
続いて「含油率」
香りと口当たりが良くなります。
こちらもアラビカ種の方が高くなります。
最後に「カフェインの量」
こらちはロブスタ種の方が多く含んでいます。
ロブスタ種の入ったブレンドは眠気覚まし効果が高いと言えます。
ロブスタ種は苦味が強く美味しくないため、ストレートで飲む機会はほとんどありません。
ストレートでは美味しくないロブスタ種の効果的な活用方法がアラビカ種と混ぜることなんです。
ロブスタ種の強い苦味はアラビカ種とのブレンドに最適です。
苦味を少し加えたいときにロブスタ豆をブレンドすることで、味に深みが生まれ「隠し味のような存在」になるんです。
ロブスタ種には香ばしい香り・控えめな酸味などの長所もあるんです。
そして、アイスコーヒーにピッタリ!
氷で薄まってもその強い香りと苦味が残ります。
また、冷やして飲むとロブスタ種の苦味が和らぎ、喉越しが良くなるため暑い季節にもおすすめです。
結論: ロブスタ種も影で大活躍していて、アラビカ種とともになくてはならない存在!
今回紹介した「コーヒーの品種の違い」はYoutube「澤井珈琲チャンネル」で詳しくご紹介しています!
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