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【メーカー推奨】意外と知らない!?ふきんの洗い方

公開日:2024/08/28 更新日:2024/08/28
「ふきん」ってどうやって洗っていますか?
毎日使うふきん。みなさんどうやって洗っていますか? 「えっ?どうやって、まぁ普通に…」 その「普通」って実は人によって本当に様々です。 メーカーとして多くのお客様から 「ふきんってどうやって洗ったらいいですか?」 というご質問をほぼ毎日頂きます。 伺った感じでは「手洗い」という方と「洗濯機で洗う」という方、 ほぼ半分の割合ということがわかりました。 手洗いの方の意見として ・服や下着を洗う機械で一緒に洗いたくない ・ふきんの汚れは食べ物の汚れだから手洗いで十分 洗濯機で洗う方の意見 ・面倒だからタオルと同じ感じで洗っている ・手洗いじゃ汚れが落ちた気がしない どちらの言い分もわかりますが…
ふきんのメーカーとしての意見は「どちらでもOK」です。 が、条件がいくつかあります。 それは、ふきんの「材質」と「生地組織」によって手洗いか洗濯機を使い分けてほしいというのがメーカーの意見です。
まず第一の条件として「素材」です。 繊維は摩擦に弱いものがあります。 綿や麻、一般的な化学繊維(ポリエステルやナイロン、アクリル等)は比較的摩擦に強いのですが、レーヨンやシルク(ふきんではあまり使われませんが)はデリケートな繊維なので強い摩擦には耐えられません。 そういった素材でできたふきんは「手洗い」することをお勧めします。 次に「生地組織」です。 タオル地のような生地は強度があるので洗濯機でガンガン洗うことができますが、ふわっとした織り方の生地や、生地目が空いた素材は強い力がかかると生地にダメージを受けやすくなります。 そういった素材のふきんも手洗いすることをお勧めします。 洗い方以上に一番気にして欲しいことがあります。 それは…
洗い方よりも「何を使って洗うか」ということをメーカーとしては一番重要視してほしいと思います。 洗濯機で洗われる方は「衣類用洗剤」を使って洗濯される方が多いのではないのでしょうか? メーカーとしてはふきんに対して「衣類用洗剤」の使用はおすすめしません。 ふきんに使う洗剤・石けんを選ぶ目安は
一番重要なのは「蛍光増白剤」が入っていないものを選ぶということです。「蛍光増白剤」とは「蛍光染料」の一種で、生地を白く見せるための染料のことです。 蛍光染料はあまり聞きなれない素材ですが、市場でよく売られている洗濯用洗剤に入っていることが多い物質です。(蛍光増白剤不使用の洗剤もあります) テーマパークにあるアトラクションに行った時、暗いところでブラックライトの光を浴びると白い服がほわっと青白く光った経験はありませんか?あれは蛍光染料がブラックライトの光に反応して発光したように見えているのです。
蛍光染料が入っていないこと
この蛍光増白剤(蛍光染料)は、「食品衛生法」では食品に直接触れることのある容器・包材に使用してはいけないと定められているのです。どういった物が該当するかというと、紙コップや紙皿、割り箸の袋といった紙製品、食品を包むプラスチックフィルムや容器がその法令に該当します。 「ふきん」は食品衛生法の適用範囲外の商品ですが、キッチンや食卓を拭いたり、食器を拭いたりと食品に近い物・場所で使うことからこふきんに「蛍光染料」を使用することはお勧めしていません。 私たちのふきん製品もすべて、製造時に「蛍光染料」を使用しないことを徹底しています。
匂い残りが少ないこと
衣類用洗剤は、洗った後服がいい匂いになるような香料の設定がされているものが多くあります。ふきんに香料の匂いが残ったまま食器などをふくと、その匂いが食器に移ってしまうこともあるので「匂い残りが強い」洗剤の使用もお勧めしてません。 それらをふまえて、メーカーがおすすめするのは…
食器用中性洗剤
食器を洗うための中性洗剤でふきんを洗うことをおすすめします。 この洗剤は食品汚れを落とすことを目的に作られた洗剤です。ふきんに付いた汚れのほとんどは食品の汚れなので、この洗剤と相性がよいのでお勧めします。 また、香料の匂い残りもほとんどなく、食器に匂いが移る心配がありません。 きっちんには必ず置いてある洗剤なので、わざわざ洗剤を使い分ける必要もなく、食器洗いのついでのふきんも洗えるのでお勧めです。
ふきん用石けん
この石けんは「石けん成分」のみで作られた石けんです。「ふきん用」とう表記がなくても、成分表示をみて石けん成分以外使われていなければそれもふきん用に適した石けんといえます。 余計な香料も蛍光染料も入っていないので安心して洗うことができます。 もし洗濯機で洗うのであれば、「蛍光増白剤」が入っていない「香残り」が少ない物を選んで使用することをお勧めします。 手洗いにしろ、洗濯機で洗うにしろ、洗った後は完全に乾かすことを意識しましょう。できれば屋外に干して日光に当てることで嫌な匂いの発生を抑えることができます。
もしふきんの匂いや汚れの色が気になったら「漂白剤」を使用することをお勧めします。 漂白剤は「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」があります。 白い生地を白く漂白する力が強いのは「塩素系漂白剤」です。生地に色が付いていたり、プリントが入っているふきんには「酸素系漂白剤」を使用するようにしましょう。 ※漂白剤の容量・用法を守ってください。 漂白剤の匂いが苦手な方は「煮洗い」することをお勧めします。 いわゆる「煮沸消毒」のことです。 お鍋に水を入れて沸騰させ、その中にふきんを入れるだけです。 5分から10分そのまま煮込むことで除菌することができ、匂いの軽減をすることができます。 ※やけどには十分にご注意ください それでも匂いや汚れが解消されない場合はふきんの交換時期ということです。古くなったふきんは雑巾として掃除に使うなど最後の最後まで使いつくしましょう。 長年ふきんを作り続けてきたからこそ、皆さんにお伝えしたいふきんの洗い方です。ぜひお試しください。
ふきんといえばサンベルム