11月に気をつけたい季節の変わり目の運動疾患、ヘルニア、犬の健康やトラブル予防

季節の変わり目を感じる時期が年々遅れてきているように感じます。 11月になると朝晩の冷え込みなど、1日の気温の変化が激しくなります。 季節の変わり目には犬も体調を崩したり、変化を感じるものです。 今回は、犬の皮膚トラブル、関節系のトラブルなど、この時期に多い犬の体調変化をご紹介していきます。

まだ寒さになれていない11月初旬。 特に室内で飼われている事が多い最近の犬達は暑さや寒さに弱くなってきています。 寒さにより体がこわばり、椎間板ヘルニアや運動器疾患が起こりやすくなります。 ●抱き上げた時にキャンと鳴く ●歩き方がぎこちない ●ソファや階段を登ろうとしない ●部屋の隅や机の下で震えている ●背中を丸めて震える ●震えてウロウロとし落ち着かない ●散歩を嫌がる このような症状があれば一度獣医さんに相談してみましょう。 以前よりヘルニアの兆候がある、関節系が弱い、気温の変化に適応する事が難しい老犬は特に冬は気をつけましょう。 起床後すぐに散歩せず、体を動かし温まってから出かける。 ご飯を食べて体温が上がってから運動をする、洋服を着せるなどの対策をしましょう。

一般的には年に2回、春と秋に被毛が生え変わります。 過ごしやすい毛量、毛質に変わるこの時期を「換毛期」といいます。 換毛期の長さや抜ける毛の量は、犬種、被毛の種類などによって異なりますが、一般的に6〜7週間程と言われています。 年間を通してブラッシングで抜け毛を取り清潔に保つ事は大切です。 抜け毛取りだけでなく花粉や汚れを取り除く事で皮膚トラブルを軽減出来ます。 毛玉になると中に汚れが溜まったり皮膚炎などのトラブルを引き起こす原因になります。 抜け毛が増える換毛期のケアは念入りに。

シングルコートのトイプードル、ヨークシャーテリア、パピヨン、マルチーズなどは年間を通して少しずつ毛が生え変わる為、換毛期がなく抜け毛が少ない犬種です。 ダブルコートのビーグル、柴犬、コーギー、ゴールデンレトリーバー、ロングコートチワワ、ボーダーコリーなどは換毛期に抜け毛が多くなる犬種です。 どの犬種にも抜け毛は存在しますが、シングルコートの犬よりもダブルコートの犬の方が抜けやすいという特徴があります。 ブラシは毛の長さや毛質に合ったものを選ぶようにします。 金属製のブラシは頻繁に使うと皮膚を傷つけやすいです。 特に短毛の犬種は皮膚が近い為、ラバーなどのブラシを使用し優しくブラッシングする事をおすすめします。

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