犬の換毛期はいつ？シングルコートとダブルコートの違いや換毛期に摂りたい栄養とケア

季節の変化に応じて古い毛を落とし、新しい毛に生え変わる時期のことを換毛期とよびます。 春と秋の2回、大きく生え変わります。 犬種によって異なりますが、換毛期のある犬種と換毛期のない犬種がいます。 一般的にオーバーコートのみを持つ犬種はシングルコート、オーバーコートとアンダーコートの両方を持つ犬種はダブルコートとよびます。 ダブルコートの犬種には換毛期があり、シングルコートの犬種は換毛期がないといわれています。

● 春（3月〜5月） 冬の寒さに耐えるためのふかふかのアンダーコートを減らし、夏に向けて密度の低い涼しい毛に生え変わります。 ● 秋（9月〜11月） 夏の軽い毛が抜けて、冬に向けてふかふかした保温性の高い毛に生え変わります。 犬はこのサイクルを繰り返すことで、季節ごとの気温や湿度の変化に対応しています。

● 換毛期がある犬種（ダブルコート） 柴犬・ゴールデンレトリバー・ビーグル・コーギー・ボーダーコリー・シベリアンハスキー、ポメラニアンなど → アンダーコートが多く毛がよく抜ける ● 換毛期が少ない犬種（シングルコート） トイプードル・マルチーズ・ヨークシャーテリア・パピヨンなど → アンダーコートが少なく抜け毛が少ない シングルコートの犬は年間を通して少しずつ毛が生え変わる為、換毛期がなく抜け毛が少ない犬種です。 ダブルコートの犬は日常的にも毛は生え変わりますが、換毛期の時期に特に抜け毛が多くなる犬種です。 どの犬種にも抜け毛は存在しますが、シングルコートの犬よりもダブルコートの犬の方が抜けやすいという特徴があります。

換毛気は特に毎日のブラッシングを心がけましょう。 こまめに抜け毛を取り除いてあげる事で皮膚を清潔に保てます。 毛玉の中に汚れがたまり固まってしまう事もあるので、まとめてブラッシングせず、毎日少しずつ取り除き清潔を保ってあげましょう。 【犬種別のおすすめブラシ】 ●長毛種向け スリッカーブラシ ●短毛種向け ラバーブラシ 毛の流れに沿って優しくブラッシングし、特に換毛期は毎日行いましょう。 気を逆立ててブラッシングすると抜けやすくなりますが、必要以上に抜けてしまい皮膚を痛めますので毛流れにそってブラッシングしましょう。

換毛期は抜け毛の中に汚れが溜まりやすくなります。 抜け毛を落とし、皮膚を清潔に保つようにしましょう。 毎日のブラッシングとシャンプーは月2回程度、皮膚の状態を見て行いましょう。 湿気が残ったままになると細菌が繁殖しやすくなり、皮膚トラブルの原因になりますので、シャンプー後はしっかり乾かしてあげましょう。

換毛期前からは特に栄養をしっかり補うようにしましょう。 しっかり健康な毛が生えてくるようにオメガ3やタンパク質をしっかり摂る事を心がけましょう。 【おすすめの栄養素】 ●オメガ3脂肪酸 オメガ3サプリやエゴマ油などは毛並みの工場、ツヤに役立ちます。 ●ビタミンE 緑黄色野菜をしっかり摂る事で皮膚の健康をサポートします。 ドライフードにトッピングしたり、手作りご飯の方はカラフルな野菜を取り入れるように心がけましょう。 ●良質なタンパク質 良質な赤身のお肉や大豆、レトルトを取り入れるようにしましょう。 安価なドライフードにはミートミールやフィッシュミールが含まれています。 ミールは皮膚や爪など人間が口にしない部位や栄養価の乏しい部位が含まれています。 ドライフードを選ぶ際には、ミートミールやフィッシュミールの記載がない物がおすすめです。 (オートミールは関係ありません。)

抜け落ちた毛には花粉やホコリ、皮脂などの汚れで不潔な状態です。 愛犬が寝るベッドやソファに抜け毛が落ちている事のないようこまめに掃除を行いましょう。