【ブランド紹介】ロレックスはどんなブランド？

1905年、ハンス・ウィルスドルフ氏がロンドンに時計専門商社を創立します。 現在、ロレックスはスイスに本社を構え、スイスにて生産を行っていますが、ロレックスの歴史はロンドンから始まりました。 ブランド名の「ROLEX」は、ハンス・ウィルスドルフ氏の「どの国の言語でも発音しやすく、刻印した時に美しく見える、短くて覚えやすい名前を」という考えから生まれた言葉といわれています。

腕時計にはエレガントな美しさだけではなく、確実な信頼性も重要であると予見していたハンス・ウィルスドルフ氏。 高い精度と同時に堅牢性を追い求め、ついには「オイスターケース」という第一の発明に辿り着きます。 ねじ込み式の裏蓋とリューズを持つこのケースは、イギリスとフランス間にあるドーバー海峡を横断し、10時間以上水中にあったにも関わらず、完璧に動き続けていたことで、牡蠣のように堅牢で高い防水性を持っていると証明しました。 そうして名付けられたオイスターケースは、現在も一部を除く全てのロレックスウォッチに使われています。 1931年には「パーペチュアルムーブメント」という更なる発明をし、現在のあらゆる自動巻き腕時計の原点となりました。 「永遠の」「無限の」という意味を持つパーペチュアル。ケースの中で360度ローターが回転することで、リューズを巻かずとも着けているだけで自動的にゼンマイが巻かれていく仕組みです。 そして1945年、ロレックスは「デイトジャスト機構」を生み出しました。 従来の機械式時計はポインターデイト式で、時刻と同じように、針を使って日付を指し示す形が一般的でした。 しかし、袖口からちらりと確認できる3時位置に日付窓を備え、瞬時に日付が切り替わる『デイトジャスト』を発表しました。 防水性の高い「オイスターケース」、自動巻きムーブメント「パーペチュアル」、瞬時に日付が切り替わる「デイトジャスト機構」。 これらを「ロレックス三大発明」と呼び、現在の機械式時計の基礎を世界中に広めたからこそ、圧倒的な知名度と人気を誇るトップブランドとなったのです。

「ロレックスの代表的なモデルといえば？」と聞かれても、すぐには答えをひとつに絞り切れないほど、ロレックスには人気の高いコレクションが数多く揃っています。 ◆スポーティで高級感溢れる『コスモグラフ デイトナ』 ◆GMT針が備わり複数の時間帯を確認できる『GMTマスター』 ◆オンオフ問わず使いやすいダイバーズウォッチ『サブマリーナー』 ◆高い実用性とシンプルなデザインが魅力の『エクスプローラー』 ◆サイズや素材、色等、豊富なバリエーションが揃う『デイトジャスト』 などなど、挙げればキリがありません。 この他にも、『スカイドゥエラー』『デイデイト』『1908』等のようなクラシックウォッチから、『シードゥエラー』『エアキング』『ヨットマスター』のようなプロフェッショナルウォッチまで、多彩なコレクションを展開しています。 それぞれが特有の機能やデザイン、物語を持つロレックスのコレクションは、そのどれもが世界中にファンを持ちます。 高級腕時計の代名詞ともいえるほどに有名で、資産性、ステータス性も高いロレックスウォッチ。 機械式時計について知る上で必ず通ることになる、王道中の王道ブランドであるといえるでしょう。