【ブランド紹介】ブライトリングはどんなブランド？

1884年、スイスのサンティミエにて創業したブライトリング。 計器としての時計製造を主軸に据え、頑丈で実用的な機能を備えたタイムピースを生み出し続けているブランドです。 機械式時計だけでなく、クォーツ時計も含めた全ての時計に対してCOSCによる精度検査を行っていることで知られています。搭載されるムーブメントが自社製でも他社製でも検査を行い、クロノメーター認定を受けた確かな精度の時計のみを出荷しています。 クラシカルなドレスウォッチよりも、スポーティなパイロットウォッチを得意とするブライトリング。 安定よりも挑戦を選び続ける、その精悍な格好良さで多くの人を惹きつけています。

数々のコレクションを抱えるブライトリングですが、やはり主軸は航空機を操縦するパイロット達へ向けた、パイロットウォッチコレクションです。 ◆航空用の回転計算尺を備えた、細かな目盛りが特徴的な『ナビタイマー』 ◆創設100周年目に復活したパイロットウォッチ『クロノマット』 ◆立体的でパワフルなパイロットウォッチが多く揃う『アベンジャー』 こういったパイロットウォッチの他にも、ブライトリングらしさを備えつつ、またひと味違った雰囲気のコレクションも存在します。 ◆色鮮やかなダイバーズウォッチコレクション『スーパーオーシャン』 ◆アスリート向けの軽やかなプロフェッショナルウォッチ『エンデュランス プロ』 ◆クロノグラフ機能は備えつつ、スイス時計の持つ上品な美しさを表現する『プレミエ』 また、ブライトリングウォッチには、多くのモデルにクロノグラフが搭載されています。

元々ストップウォッチやクロノグラフ搭載の懐中時計を製造していたブライトリング。 1915年には、プッシャーボタンを備えた初めての腕時計型クロノグラフを生み出しました。 ボタンを使ってスタート・ストップ・リセットを操作できるようになったことで、クロノグラフの操作性が上がったと同時に、時刻がずれてしまうといった誤操作の防止にもなりました。 戦争が始まると、戦場へ向かう兵士の為の時計が多く作られるようになります。 航空機のパイロットは飛行時間から燃料の残量を算出しており、時間経過が分かるクロノグラフウォッチは非常に有用でした。 その為、パイロットウォッチにはクロノグラフ機能が備わっているのです。 パイロットウォッチと呼ばれるものに規定や基準のようなものはありませんが、パイロット達の要望に応えていく内に、どのブランド、どのコレクションにも共通して見られる特徴は存在します。 飛行時間を確認するためのクロノグラフ機構。 パイロットグローブを着けたままでも操作ができるといった操作性の良さ。 飛行中にちらりと確認するだけで情報を得られる視認性の高さ。 光が反射して文字盤が見えなくならないよう、無反射コーティングを施された風防……などなど、使用者の声を元に、パイロットウォッチは洗練された機能美を纏っていきました。 なお、パイロットウォッチは「アビエーションウォッチ」とも呼ばれます。

ブライトリングのコレクション『ナビタイマー』には、かなり細かく目盛りが刻まれています。 「フライトコンピューター」という、フライトに必要な時間やそれに伴う消費燃料、飛行する距離の計算が簡単に行うことができるアナログ計算尺です。 もちろん電子式のフライトコンピューターも存在しますが、万が一の際にはアナログ式も使えるよう、現在でもパイロットの飛行訓練過程で使われている道具です。 これは回転計算尺ともいい、『ナビタイマー』に刻まれた細かい目盛りの正体でもあります。 ベゼルを回転させ、文字盤に配された数字と合わせることで、掛け算、割り算を行うことができるのです。 一般的に日常で使うことのない機能ではありますが、『ナビタイマー』の数ある個性のひとつとして、なくてはならない存在となっています。 ----------------------------------------------- 実は、初めてこの回転計算尺を搭載したのは『ナビタイマー』ではなく『クロノマット』でした。 1942年、世界で初めて回転計算尺を備えた腕時計として登場し、機能的でスマートであると人気を博しました。 この回転計算尺は、改良の後1952年に『ナビタイマー』へと引き継がれていきました。 『クロノマット』は一度休眠することになりましたが、1984年、ブライトリングの創業100周年の年に復活を遂げ、現在もブライトリングの名コレクションのひとつとして人気を得ています。 イタリアのジェットチーム「フレッチェ・トリコローリ」の為に作られたモデルを参考に、ベゼルに配されたライダータブ、ルーローブレスレットが特徴的な、上品で堅牢なパイロットウォッチとして、現在でも愛されています。 ----------------------------------------------- パイロットウォッチの歴史、クロノグラフの発展と共に成長してきたブライトリング。 2024年には創業140周年を迎え、日本でも高い人気を誇るブランドです。