奇跡の出会い～エリカラ猫のリュカくん～

リュカくんママ：ある日、娘と実家に行く途中に、娘が「山にあるヘリコプターの着地点が見たい」と急に言い出しました。 「何を急に言い出すのか・・」と驚きましたが、時間的にはギリギリ間に合いそうでしたので、急遽進路を変えて向かいました。 その山の入り口にある神社の前を通ると、娘が「子猫ちゃんの声がする」と言い出し、辺りを見渡すとフェンスの上に子猫ちゃんがこちらを見て必死に鳴いていました。 下には大きな沼の水路があり、少し上には高速道路に沿った道路もあって、どちらに行ってもとても危ない場所でした。 ララマート：わぁ・・それはハラハラしますね。 リュカくんママ：そうなんです。とにかく子猫ちゃんをこの場所から救出すべく手を伸ばすのですが、どの方向からも手が届かない所にいて・・・もうどうしようかと思いました。その間、2組くらいの通行人が通り、内心「誰かー！help me～！」 と思っていましたが、不思議とその時は子猫は鳴かないんです。なので、娘が必死に急な斜面をよじ登って自力で助けました。

ララマート：娘さん大活躍でしたね！子猫さんの様子はどうでしたか？ リュカくんママ：逃げもせずにすんなり抱っこされて救出できました。ずっと大きな声で必死に鳴いていましたが、まるで「ありがとう　怖かったよー」っと言っているかのように聞こえました。

ララマート：きっとそう言ってたんだと思います。必死で助けを求めて鳴いてママさんたちを呼び、この人たちは僕を助けてくれる。ってわかっていたのかも知れないですね。 この動画は、保護直後の様子ですか？ リュカくんママ：はい、保護して数時間後です。人慣れしていて怯える事もなく、ずっとゴロゴロ言っていましたので、ずっと野良育ちでもなさそうで・・捨てられたのかなー・・・。と感じました。

リュカくんママ：保護してすぐに病院に行き一連の検査では陰性（ー）でホッとしましたが、食べると何回も吐き、再度病院に行きました。 先天性疾患の【右大動脈弓遺残】と診断されました。 ララマート：先天性の疾患を持っていたのですね… リュカくんママ：そうなんです。大きな病院で内視鏡検査をすると、胃の入り口が1〜2mmくらいしかなく　食道には葉っぱや茎、石が溜まっていて… 食道肥大していたので掻き出してもらい、経鼻チューブでミルク給餌して命を繋ぎました。 ララマート：生きるために葉っぱや茎や石を食べていたのですね… 本当に外で生きる猫ちゃんたちは過酷ですよね。。 リュカくんママ：はい、本当にそう思います。 リュカの保護後、2時間おきの給餌も大変でしたが、経鼻チューブを鼻に縫い付けているんですね。その糸が外れやすくて、その上子猫ちゃんなので無邪気に暴れて、経鼻チューブが外れ何度も夜間救急へ走りました。 また、お口から食べたい本能で、一瞬でも目を離すと何でも誤食してしまう…。そしてまた救急病院へ… 全身麻酔の処置になるので、家では常に危なくない場所で、ずっとつきっきりでの闘病生活でした。 毎日が気が気じゃなかったですが、大変な事にもへこたれず無邪気で愛嬌もあって可愛いくて、「僕は生きたいんだ」と頑張る姿に、絶対救ってあげたいと思い手術を決めました。 病院からは、私の事も心配して下さって「保護した子にこんな高額な手術をされるんですか？」と言われました。 生きたいと頑張っているのに　私が救わないと死んでしまうのに。 と、私も頑張る決意に迷いはありませんでした。 【右大動脈弓遺残】が「珍しい病気」と言われるのは、生後間もなく発症して、気付かれずに亡くなってしまうからなんです。 でも、気付ければ命を救える疾患なんです。 そして、手術が成功し「元気になり光ある猫生になる」ように「光をもたらすもの」という意味の【リュカ】と名前をつけました。 余談ですが 娘はあの日以来、ヘリコプターのへの字も言わずで、偶然で奇跡的な出会いでしたが、きっとリュカに呼ばれたんだなぁーっと家族で話しています。

リュカくんママ：手術は成功しましたが、15cmくらい縫っているのと心臓部まで切っているので、傷口を舐めないようにと、1ヶ月間は絶対安静だと言われました。 元気になった子猫ちゃんの絶対安静って・・・ほんと大変なんです(笑)

そして、「肥大した食道は手術出来ないし、元には戻るのかはわからない、リュカの経過次第」だと言われて、これ以上の肥大を防ぐためにエリカラ生活が始まりました。 お口から食べられるようになりましたが、肥大した食道は幾つも部屋のようになっていて、そこに毛や食べ物が貯まると【誤嚥性肺炎】になりかねないので、グルーミング禁忌です。 食事は、体を起こして立ち姿勢で流動食を与え、食後30分は立ち姿勢を維持し、胃に流れるようにするのは大変だったのですが、何より小さなリュカが、傷保護のためにエリカラしてお洋服を着ている姿が愛らしくて愛らしくて。 病院からもらったエリカラは硬いので、急に走ったり飛んだり寝転がったりの時にガンガン当たって、、首も体も危ないので、負担のかかりにくいエリカラ探しが始まりました。 ララマート：エリカラ選び、本当に大変ですよね。なるべく負担をかけたくないですし、でも傷を守ったりグルーミングからも守らないといけないですし。 ララマートのエリカラを何種類かお使い頂いていると思いますが、それらはどうでしたか？

リュカくんママ：ララマートさんのエリザベスカラーは　他にはない猫ちゃん思いの機能性で、デザインも可愛いいだけではなく色々な部分で配慮があり、よく考えて作っているのだと思いました。 つけている姿も愛らしくって好評でした。

Instagramでララレスキュー隊を募集されていて、こんなに猫ちゃん思いの素晴らしい企業さんがあるなんてと思い、うちの子3ニャン入らせて頂きました。 その後、リュカが初めてお兄ちゃんニャンと接する時の私の投稿をご紹介通じて、リュカの闘病についてもご紹介して下さいました。 その節はありがとうございます。

いつまでも大事で大切な可愛いくて仕方ない、かけがえのない小さな赤ちゃん的な我が子ですね。 お外で人間の小さな可愛いい子を見たら、なぜかリュカに似てると思って早く帰りたくなってしまいます。 もう全てが愛おしいです。

リュカ〜！お母さんの所に来てくれて、ありがとうね！ きっと奇跡的な運命の出会いよね！リュカは分かってて呼んでくれたのかなー 闘病ほんと大変だったね、リュカはお茶目で可愛いいけど芯のしっかりとした強い子で、よく頑張って乗り越えてくれてありがとうねー！ リュカの頑張る姿にいつも励まされてたよー 感謝しています！ いつもそばに来てくれて甘えてくれて、一緒に毎日寝てくれて お母さん嬉しいよー 先定性疾患なんか吹き飛ばして、これからもずっとずっと幸せに過ごして元気でいてね！