暖か天然素材「アルパカ、カシミア、ヤクの毛」の違い

冬にどんなニット素材のアイテムを買うか考えた時に、 耳にする天然素材の「アルパカ、カシミア、ヤクの毛」。 何がどう違うのかわからない、そんな方のためにそれぞれアイテムを、特徴ごとにご紹介していきます。 ウールとは違ったナチュラルな風合いや色合いなど、それぞれの素材に魅力があり、どれも暖かい天然素材。好みで選んで冬の寒さもお気に入りのアイテムで乗り切りましょう。 1. アルパカ 2. カシミア 3. ヤクの毛 (こちらでご紹介する商品は全て、 環境や労働者に配慮して作られた、フェアトレードのアイテムとなります。）

アルパカ生地は、南米アンデス地方原産のアルパカというラクダ科の動物から採れる毛を使用した高級天然繊維です。カシミアやウールと並んで高品質な素材として知られ、特にその保温性、軽さ、光沢が魅力の素材となります。 特徴: * 中空構造を持ち、優れた断熱効果を発揮。 * アルパカ繊維はウールやカシミアと比較して軽量。 * 柔らかく滑らかな触感。 * アルパカ繊維は非常に強度が高く、摩耗に強い。 * アレルギーを起こしにくい素材。 * 持続可能なファッション素材として注目。

カシミア（カシミヤ）は、モンゴル、インド（カシミール地方）、などのカシミヤ山羊から採れる高級天然繊維です。 1頭のカシミヤ山羊から1年に採れる繊維量は非常に少なく、約150グラム程度の希少素材。 上品な光沢感と独特なヌメリ感が特徴で、「繊維の宝石」「繊維のダイヤモンド」と呼ばレています。 極上の柔らかさのある繊維は非常に細く、柔らかく、肌触りがなめらか。冬のニットアイテムとして高品質なカシミア製品は憧れの素材の一つ。冬の天然素材ニットの中でもさらに保温性が高い素材となります。 特徴: * 保温性が高く、冬に適した素材。 * 極めて柔らかく、軽量。 * 自然な光沢があり、高級感を醸し出します。 * 繊維が非常に細かく、空気を閉じ込め高い保温性 * チクチク感がほとんどないため、敏感肌にも◎。 * 1頭から少ししか採れない希少素材。

ヤクの毛は、チベット高原やモンゴル地域などの寒冷地に生息するヤク（牛に近い動物）の毛から採れる天然繊維で、 ヤクは自然に毛を脱ぎ落とすため、その毛を手作業で収集することが一般的で、サステナブルな素材として、環境保護の観点からも最近は注目されています。 特徴: * 通気性も良く、保温性と蒸れにくさを両立。 * 柔らかく、軽量だがカシミアほど繊細ではない。 * 非常に丈夫で摩耗に強い繊維。 * 弾力性が強いのでシワになりにくい * 天然の色が豊富（茶色、黒、グレーなど）。 * サステナブルな素材として注目。 * 化学処理を最小限に抑えたエコフレンドリーな素材。

希少で素晴らしい繊維を生み出せるのは、寒く厳しい環境で育った動物達の天然繊維だからこそ。 ちゃんとお手入れして、長く使える愛着のわく 寒い季節のアイテムの一つに。