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防炎作業服(難燃作業服)の重要性

公開日:2025/02/14 更新日:2025/03/31
防炎作業服は熱や火気を扱う現場や発火の危険性を伴う作業において、作業者を火傷から保護し怪我のリスクを最小限に抑えるために着用します。 特に造船や金属加工などの溶接やグラインダー作業による火花(スパッタ)にさらされる可能性がある現場では、火傷や火災に対する予防措置として防炎作業服を着用することが大切です。
■ 防炎作業服とは・・・
火が燃え広がりにくいように設計された難燃性素材を使用した作業服です。 ほとんどの一般作業服は火にさらされると発火し燃え続け、素材によっては溶けて作業者の皮膚に付着し火傷する場合もあり、より重大な災害を引き起こす可能性があります。 防炎作業服は着用することで万が一生地に着火した場合にも火元から離れると自己消火して燃え続けることはありません。また生地が溶融せずに炭化していくため、皮膚への付着による火傷を防ぎます。これらの機能によって、着用者が火から逃れる時間を与え、災害を最小限に抑えることができます。 ただし、あくまでも「燃えにくい」のであり、「燃えない(不燃)」のではないことに留意しなければなりません。火災などが起きた場合だけでなく作業時にも「燃える」ことを前提とした適切な行動をすることが大切です。
■ 防炎作業服の用途
・炉前作業 ・溶接作業 ・電気設備作業 ・ガソリンスタンドなどの火気を取り扱う現場 ・化学薬品工場などの薬品の取り扱いをする現場 ・鉄鋼や機械系の作業現場 など、高温になる現場では作業者の身体を火傷や炎上から守る耐熱・遮熱・防炎装備が必要です。
■ 防炎・難燃・不燃の違い
防炎と難燃に大きな性質の違いはありませんが、一般的に、燃えやすい繊維を難燃剤などで燃えにくい加工をしたものは「防炎」、そもそも繊維自体が燃えにくいような性質をもつものは「難燃」と呼ばれています。 いずれも「燃え広がりにくい」という難燃性(防炎)を有しています。
■ 難燃性素材とは
作業着によく使用される防炎・難燃繊維をいくつかご紹介します。 <防炎加工綿> 綿100%の生地に難燃剤を特殊加工することで、燃えにくくします。コットンの風合いや着心地などはそのまま。 <モダクリル> 繊維そのものが難燃性をもつ難燃繊維です。他の繊維と組み合わせて使用することが多く、モダクリル繊維とブレンドした繊維の特徴を併せ持つ生地が作られます。 <アラミド> アラミド繊維は耐熱性・強度・難燃性・耐薬品性に優れたスーパー繊維です。その中でも特に「耐熱性・難燃性」に優れたメタ系アラミドと「強度・弾性」に優れたパラ系アラミドの大きく2種類に分けられます。 他にもポリエステルなどの化学繊維に防炎加工を施した生地もあります。 これらの生地も同様に燃え広がりにくいですが、溶け落ち、肌に付着して火傷を負ってしまう可能性があるため衣類には適していません。
■ 火傷災害の危険性
火気が発生する作業はもちろん、危険物や引火性物質を取り扱う場合にも発火の可能性は十分にあります。 溶接や溶断、溶解鋼の取り扱い、焼却作業、分電盤からのスパークなど、現場では様々な要因が重なって災害は発生しますが、いずれも作業着への引火によって危険度が高まります。 その対策として、注意して作業を行うことが第一です。 その上、万が一に備えた保護具を着用することでリスクを低減し、安心して作業することが可能です。 あらゆる可能性を想定して難燃・防炎の作業服を検討しましょう。
■ 防炎作業服の種類
<素材> 防炎加工綿、モダクリル繊維、アラミド繊維、アルミ蒸着生地、難燃不織布など
<スタイル> 作業服、インナー、エプロン、頭巾、腕カバー、ローハイド、手袋など
■ 防炎製品(Armatex)がおすすめ
高い防炎性能を持つ防炎素材を使用した「アルマテックス」の防炎シリーズは、炉前作業や溶接作業など、高温になる現場で作業員の安全を快適に守ることで、作業の効率を大幅にアップします。 一般に高価な製品が多い防炎製品の分野でも低コストなアルマテックスは性能とコストの両立に悩む工場において最善の選択肢となるでしょう。